
目次
生理中エッチのリスク① 妊娠する可能性
生理中のエッチは妊娠しにくいという情報が広まっていますが、その知識は間違いです。
生理自体は使われなかった(妊娠しなかった)卵子や子宮内膜の排出を目的としているため、「生理中=排卵がないので妊娠しにくい」といった情報がありますが、絶対に妊娠しないという意味ではありません。
生理が終わった14日前後に排卵が起きると言われていますが、排卵自体はその時の体の状況によって早まることがあります。また、精子は膣の中で最長で10日ほど生存するので、タイミングによっては妊娠する可能性もあります。
生理中にセックスしても妊娠しないと言われていますが、その知識は間違いなので、妊娠しないからという理由で生理中にエッチをするのは避けた方が良いでしょう。
生理中エッチのリスク② 性感染症になる可能性
生理中は膣がとてもデリケートな状態になっているので、セックスをすることで傷ができやすく、感染症になってしまうことがあります。
子宮内膜や卵子を排出するために生理がありますが、子宮内膜が剥がれて出血が起き、それが生理となるので、生理中は傷口がむき出しになっている状態である、とイメージすると分かりやすいかと思います。
女性器はショーツやナプキンで蒸れて雑菌も繁殖しやすいため、デリケートな状態の膣にペニスを挿入すると、ピストンの勢いで雑菌が入り込んでしまい性病のリスクが高まります。
生理中は妊娠しにくいからとエッチをしたがる男性も多いですが、性病などのリスクを避ける為にも生理中のセックスは避けた方が無難でしょう。
生理中エッチのリスク③ 子宮内膜症になる可能性
生理中にエッチは子宮内膜症のリスクがあります。
子宮内膜症になると、月経痛、腰痛、腹痛、性交通を感じるようになり、放置すると不妊になる可能性が高まります。子宮内膜症の原因は、月経血が子宮内に逆流することで、本来存在してはいけない場所へ定着してしまうことだと言われています。
生理中、膣内にペニスやセックストイを挿入すると月経血が逆流していくため、子宮内膜症を避けるには生理中のセックスを控えた方が無難でしょう。
エッチできないときにパートナーとできること
生理中はパートナーにも我慢をしてもらう必要がありますが、生理中でパートナーとエッチが出来ないときでも出来るスキンシップがあります。
生理中にパートナーと会う時、下着は脱がないと決めてイチャイチャする「お預けプレイ」は、我慢した分次に会う時により盛り上がることが出来るのでオススメです。
また、フェラなどでパートナーのことを責めることで、相手の欲求も満たすことが出来ますし、満足したパートナーを見て自分の心も満たされることもあります。お互いの理想のセックスについて話してみるのオススメです。
セックスが出来ないと思うと余計にしたくなってしまいますが、次に会った時により楽しむためのスパイスと思い、セックスが出来ないからこそのプレイを楽しむのも良いのではないでしょうか。
生理中でもできる「月経ディスク」とは?
実は生理中でもセックスを楽しめる方法があるのをご存知でしょうか。生理中でもエッチが出来る方法として、「月経ディスク」というものがあります。
月経ディスクは月経カップと同様の、医療用シリコンの生理用品です。使い捨てタイプと繰り返し使えるタイプがあります。膣内に挿入し、子宮頚部の下に取り付ける器具なので、女性側も装着感を感じにくく、生理時の経血が漏れにくいといったメリットがあります。
月経カップと違い膣より奥に挿入するので、膣道をふさぐことがありません。経血は月経ディスクに溜まるので、生理中でも膣内を普段と同じような状態で保てるのが月経ディスクのメリットです。
経血が押し戻されることがなく、外に漏れにくいので、衛生的に生理中でもセックスを楽むことが出来ます。
まとめ
生理中にセックスをすることで、妊娠や性病、子宮内膜症のリスクが高まることが分かっていただけたかと思います。また、生理中の膣はとてもデリケートなので傷がつきやすく、そこから炎症を起こしてしまうこともあるので、生理中のセックスは避けた方が良いでしょう。
生理中でもセックスがしたいという場合は、月経ディスクなどの器具を使うことで、安全にセックスする事が出来ますよ。
生理中のセックスについてはパートナーの理解も必要なので、どうしたいのか話し合うことも大切にしていきましょう。