「妊娠中のセックス」って大丈夫? 時期で異なるエッチの楽しみ方
妊娠中のセックスは、一般的には問題ないとされていますが、時期によってオススメの体位が変わってきます。
妊娠時期で異なるエッチの楽しみ方についてまとめていますので、夫婦のコミュニケーションの一環として、ぜひ参考にしてください。

妊娠中ってセックスしていいの?

妊娠中のセックスについて悩んでいる方も多いでしょう。妊娠中ってセックスしても良いのでしょうか。
ほとんどの場合、妊娠中のセックスは「問題ない」とされている場合が多いです。ただ、お腹にいる赤ちゃんや妊婦さん本人への配慮は必要となります。
また、赤ちゃんや妊婦さんへ負担をかけないよう、セックス中の体位や行為の向きを調整する必要もあります。
注意点としては、セックス前に十分に潤わせる必要があります。乾いたままの挿入は妊婦さんにとっても負担になるので注意しましょう。また、担当医師の判断を優先し、荒っぽいことは避けるなどの配慮は必要です。

妊娠中のセックスについてパートナーとじっくり話し合ってみてくださいね。

妊娠初期のエッチ① 正常位

妊娠初期のエッチは、お腹も目立たず妊娠中の実感がわかないパートナーもいますが、変化が見えにくい時期だからこそ、安全な体位でセックスをすることが必要です。

妊娠初期に安全な体位でセックスするのであれば、正常位が良いでしょう。ただし、圧迫を感じる場合もあるため、自分の身体の感覚を意識して行ってください。
正常位は他の体位と違い、妊婦さんへの負担も少ない体位です。挿入の深さを調節する事も出来るので、セックスの体位の中では一番ポピュラーで負担がかからない体位でもあります。
ただし、早い人だと妊娠初期につわりが出てくる人もいるので、吐き気が気になるひとは別の体位が良いでしょう。

妊娠初期のエッチ② 立ちバック

立ちバックは、妊娠初期のエッチの時でも負担がかかりにくいと言われている体位です。バックは深く挿入出来る体位なので、本来は負担がかかりやすいイメージがありますが、寝ているのがしんどいと感じる人は、立ちバックの方が楽な場合もあります。

立ちバックをする時は、しっかり足を開いて立ち、パートナーに腰をささえてもらって行うと安全です。寝ていることでつわりが起きて気持ち悪くなり、立っている方が楽に感じるという場合は立ちバックが向いているでしょう。
ただし、立ちバックは立っている状態によっては転倒のリスクがあります。転倒のリスクを避けるため、立ちバックをする時は不安定なベッドの上ではなく、土台が動かない安定した場所でするようにしましょう。

妊娠中期のエッチ 後背位

妊娠16週目を超えると、妊娠中期となり、お腹が少しづつ目立ち始める人も多い時期に入ってきます。つわりが始まる人も多いでしょう。お腹への圧迫感を感じやすくなる時期でもあります。
この時期は子宮の重みで血管が圧迫されてしまい、子宮だけではなく全身への血液の供給にも支障が出てしまうため、お腹を圧迫する体位は避けましょう。

妊娠中期のエッチは、仰向けの正常位だとお腹を圧迫してしまうのでおすすめできません。後背位でのエッチだと、妊婦さん側への負担も少なくすることができますよ。
また、この時期は後背位が感じやすく、一番楽な姿勢でもあります。そのほか負担がかかりにくいのであれば、側位騎乗位も可能ですので、体調と相談しながらエッチを楽しんでください。

妊娠後期のエッチ① 不安にならない体位

妊娠後期に入ると、一目でわかる位にお腹が出てきて、エッチする時も体位が限られてきます。正常位はお腹を圧迫してしまうので、出来れば身体を起こした状態で行う体位だと負担もかかりにくいのでおすすめです。

後背位側位騎乗位対面座位背面座位など、お腹を圧迫しない体位で楽にできる体勢を探してみてください。騎乗位や座位は自分も動かなければならないシチュエーションが出てくるので、体力が低下していたり、疲れやすい場合は後背位や側位などが良いでしょう。
その時の体調によって「楽なエッチの体位」が変わってくるので、自分の体調と相談しながら、パートナーとエッチをする時はどの体勢が楽か、相談しながら進めると良いでしょう。

妊娠後期のエッチ② 挿入ナシ

妊娠後期は、お腹も出てきて少しの圧迫感でも辛くなることもあります。体調も変化しやすいので、エッチ出来ない状況も増えてくるでしょう。
パートナーとのスキンシップの取り方についても考え始める方も多いと思いますが、挿入だけがセックスではないと覚えておいてください。必ず挿入しなければならないという事はないので、2人で話し合い、お互いに気持ち良いと思えるスキンシップを取るほうが良いでしょう。

例えばお互い裸になって抱き合うだけでも、気持ち良く感じるものです。キスをする腰を押しつけ合うマスターベーションをしあうオーラルセックスをするなど、挿入しなくてもエッチを楽しむことが出来る方法がいくつかありますよ。

まとめ

妊娠中のエッチは、お腹の赤ちゃんや妊婦さんに負担がなければ問題ないものが多いです。つわりなどで気持ちが悪い状況を除き、妊婦さんの精神面でのケアにや夫婦としてのコミュニケーションにも繋がるので、お互いにスキンシップを望んでいるのであれば、負担にならない体位で楽しむのも良いでしょう。
どうしても心配な場合は主治医に相談したり、挿入しない方法でエッチを楽しむのも良いですね。パートナーと話合いながら、素敵な関係を築いてください。

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