一目惚れってホント??長続きするの?
初めて出会った瞬間に恋に落ちてしまう「一目惚れ」。ビビビッと稲妻が走った感覚や、心臓がドキッとして衝撃を受けたなど、様々な体験談があります。
しかし、一目惚れ自体は本当にあるのでしょうか。今回は、一目惚れの正体に迫ります。

一目惚れとは?

「一目惚れ」とは言葉の通り、一目見ただけで惚れてしまうこと。会った瞬間に恋心を抱いたり、初対面なのにドキドキと緊張したりします。

また、その人がどんな人かも分からないのに「好きだ」と感じたり、「素敵だな」と好印象が強く表れる現象です。主に、恋愛対象の異性に対してパッと見た外見だけで恋に落ちてしまいます

ほかにも、出会った瞬間に衝撃を受ける人も少なくありません。電流が走ったような身震いが起こったり、時間が止まったと感じる人も。

また、周りの音や感覚がシャットアウトされて「その人」しか見えないと感じる人も居るようです。それほどの衝撃がある「一目惚れ」は滅多なことでは起こらない、レア体験と言えるでしょう。

一目惚れのタイミング

一目惚れが起こるタイミングは、人生の様々な場所で起こります。主に、理想の外見の異性に出会ったときでしょう。

例えば、過去に好きだった人と雰囲気が似ている人物とたまたま出会ったときや、職場や行きつけのコンビニでのふとした出会いなどです。

視覚から得られる情報だけでありながらも、自分の理想と100%一致していることに驚愕するはずです。そのビックリした感覚が、雷に打たれたようであったり、まるで時が止まったのかと感じる要因だと言えるでしょう。

また、片思いしていた相手に似ているケースや、失恋した人と似ているときも衝撃を受けやすいタイミングです。しかし、過去の人と今回の人は外見こそ似ていても中身は同じではない全く別の人間なので、一方的な親近感で馴れ馴れしくしないよう注意が必要です。

一目惚れのメカニズム

人は知らず知らずのうちに「遺伝子」に振り回されて生きており、一目惚れも「遺伝子」の仕業です。

一目惚れは、自分と遠い遺伝子を持つ人を本能的に好きになるメカニズムが機能している現象です。これは、より優秀な遺伝子を残したいという潜在的な意識が働いています。

もし、遺伝子が似ている者同士が子孫を残すと、子どもに何らかの悪影響やデメリットがあるため、近い遺伝子の人には惹かれないプログラミングがされています。

また、外見の魅力に惹かれることも一目惚れのメカニズムの1つです。男性は、特に外見的特徴だけで判断する「視覚情報」を優先します。一方女性は、外見で興味を持ったあとに、内面や他の情報をまとめる「総合的な判断」で、恋愛感情が生まれると言われています。

一目惚のメリット

一目惚れから恋愛関係に発展した場合のメリットはたくさんあります。

1つは、理想のタイプと付き合っているため満足度が高く得られる点です。理想のタイプだからこそ、いつも幸せな気分で過ごせるでしょう。また、もし喧嘩をしてもすぐに仲直りできたり、そもそも問題点が気にならないなどが考えられるでしょう。

2つめは、直感的に好きになったため本能的に相性がいいと考えられる点です。収入や世間体、体裁を気にして相手を選んでもすべてが上手くいくとは限りません。遺伝子や動物的な本能で見つけた相手なら、相性が悪いはずはないでしょう。

最後は、お互いに相手に対して知らないことが多いため、付き合っていく中でお互いを知ることができる点です。これは、一目惚れから恋愛に発展したカップルならではです。新しい一面を日々知ることができるため、常に新鮮でドキドキし、早々に飽きたりマンネリ化する心配もないでしょう。

一目惚れで付き合っても長続きする?

一目惚れからの恋愛では最初の感情のせいで、本当に自分と相手の相性がいいのか分からなくなりがちです。そのため、冷静に判断することが大切

また、相手に良くない点や癖があっても見えなくなってしまうことも……。

あるいは、片思いの相手からの好意が気持ち悪いと感じる「蛙化現象」を起こしてしまうことも考えられるでしょう。

長続きさせるためには、相手の好意に胡坐をかかないことがポイントです。「どうせ相手は自分のことが大好きなんだから、これぐらい許してもらえる」と軽く考えていると、冷められる原因になりかねません。相手のことを大切に考えつつ、自分自身でも「自分が選んだ人だから大丈夫だ」と自信をもって、相手と接しましょう。

まとめ

運命的な一目惚れは、いつ何時起こるか予想できないワクワク感やドラマチック性があり、人生のターニングポイントになる大きな出会いです。

一目惚れから始まった恋愛は見た目だけの恋ではなく、相手を知るごとに深い愛情を感じられる素晴らしい恋愛になるでしょう。

しかし、一目惚れ以外の恋愛でも良い恋愛関係が築けるため、運命的な出会いにばかり固執していてもいけません。たくさんの可能性を模索しつつ、恋愛を楽しみましょう。

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