様々な性的指向についてまとめていますので、自分に当てはまるものがあるか、参考にして下さい
アセクシュアルとは?
アセクシュアルとは、LGBTQのひとつの性的指向の一つで、誰に対しても性的感情を抱かない性的指向のことを指します。
恋愛感情はあっても性的欲求が全くない、もしくはあっても他人と体の関係を持ったりセルフプレジャーをしたりすることには興味がない指向をロマンティック・アセクシュアルといい、恋愛感情も性的欲求も持たない人のことをアロマンティック・セクシュアルといいます。
「セックスって必要かな?」「セックスって何かやだな」と思ったことはありますか?好きな人とのセックスは嬉しいと思う人も多いため、セックスが嫌だと感じても周りに言いにくい人もいるのではないでしょうか。
いまや性的指向は細かく分類されているので、あなたもどれかにあてはまるかもしれません。アセクシュアルや他のLGBTQについて詳しく見ていきましょう。
①アセクシュアル診断
アセクシュアルとは、誰にも性的欲求を感じない人のことを指します。
セックスに嫌悪感を感じてしまい、セックスをしたくないと感じてしまう場合や、行為自体に抵抗はないが興味や頓着がない、といった特徴があります。
性的欲求がないので、セクシーな服を着た人や男性の肉体を見ても何も思わず、テレビや漫画のベッドシーンなどに対しても「つまらない」と思ってしまう場合が多いです。
これらの特徴に当てはまる場合はアセクシュアルの可能性があります。
また、アセクシュアルの特徴だけではなく、恋愛感情がわかない、恋愛トークについていけない、といった場合は、アロマンティック・アセクシュアルに分類される可能性が高いでしょう。
②アロマンティック診断
アロマンティックとは、誰にも恋愛感情を持たない人のことを指します。
性的な魅力や欲求を感じることは出来るので、性行為自体を嫌うことはしませんが、恋愛感情が分からないため、セックスをしても恋愛に発展することがありません。
愛や恋と言われてもてピンとこず、友人同士の恋バナなどにも無頓着な場合も多いです。周りからは「本当に好きな人に出会ってないだけ」と言われることも多いのですが、なんだかしっくり来ない、といった場合はアロマンティックの傾向があるかもしれません。
特に愛や恋の部分に疑問を抱いていたり、恋愛感情が分からないといった場合は、アロマンティックである可能性が高いと言えます。
③デミセクシュアル診断
性的指向は様々な種類に分類されていますが、その1つに「デミセクシュアル」といったものがあります。
基本的に性的欲求はありませんが、強い愛情や友情を持った相手に対して、ごく一部の場合にのみ性的欲求を抱くことがある人のことを、デミセクシュアルと呼びます。
深く心を許した相手でなければ性的欲求を感じられないため、普段から性的欲求を感じることは滅多にありません。
また、強い信頼感があれば、性別を問わずに性行為をすることが出来るのも特徴的です。
関係性が薄い相手には性的な魅力を感じられないので、アイドルや俳優などに興味を抱きにくい傾向があります。
④リスロマンティック診断
恋愛感情は抱くが、好きになった相手から恋愛感情をもってもらうことを望まない、といった人がいますが、こういった性的指向の人を「リスロマンティック」と呼び、「カエル化現象」と呼ばれることもあります。
好きになった相手に対し、本来なら両想いになったり付き合ったりしたいと思う場面でも、付き合ったり両想いになりたくないと感じてしまうのがリスロマンティックの特徴です。
気になる人と距離が近づくにつれて気持ちが冷めてしまうので、積極的にアプローチされるとドン引いてしまうことも多いです。
仲良くしていた人でも、恋愛感情を向けられると嫌悪感を抱いてしまい、関係性を終わらせてしまう事も少なくありません。
そういった傾向がある方は、リスロマンティックの可能性があるかもしれません。
まとめ
性的指向は人によって様々です。色々な考え方があって当たり前なので、自分の性的指向が人と違うからといって、恥ずかしいと思う必要はありません。
最近では「性別や性指向が決まっていないセクシュアル」といった意味のクエスチョニングという言葉もあるので、「自分はどうして人と違うのだろう?」と悩むことがあるかもしれませんが、それは自分の個性として受け止め、この記事が前向きに進むためのキッカケになれば嬉しく思います。