生理前ってムラムラするの?
生理2週間前から生理直前にかけて性欲が高まるという女性は過半数以上います。つまり、生理前にムラムラするというのは本当。

もちろんのことながら、生理前の性欲の高まり具合や時期には個人差があります。最も多いといわれるのは生理1週間前にムラムラし始めるという意見です。PMSなど生理に伴って起こる症状とともに性欲は高まるのです。

では、なぜ性欲が高まってしまうのか、その対処法はどういったものなのかについて詳しく見ていきましょう。

生理前後の女性の体に起こること
  1. 生理とは
  2. 生理は、卵巣から卵子を排出したあと、子宮の中で不要になった子宮内膜の排出が起こる現象です。一般的に月1回、約25~38日の周期で起こるとされています。そして、女性の月経周期には主に卵胞期・排卵期・黄体期の3つの期間があります。
  3. 卵胞期
  4. 生理が終わって直後の時期を卵胞期といいます。メンタル、体調ともに絶好調になる時期です。
  5. 排卵期
  6. 生理が終わってから約14日後に訪れるのが排卵期です。その名の通り排卵が盛んになる時期で、この時期に性行為をすると妊娠しやすいといわれています。そのためなのか、この時期に一番性欲が高まることが多くなります。
  7. 黄体期
  8. 排卵後、生理を終えるまでの期間を黄体期といいます。この時期は、メンタル面や体調への影響が大きく出る時期で、肌荒れなど不調が出やすくなります。
性欲を生むエストロゲンについて
「エストロゲン」とは、卵胞ホルモンとも呼ばれる女性ホルモンの1つであり、分泌のピークは20代半ば~30代前半で、それ以降はどんどん分泌量が減っていきます。

エストロゲンは女性の性欲と関係しており、排卵期にエストロゲンの分泌量が増えることにより性欲が高まり、ムラムラ期に突入するのです。

また、エストロゲンがピークの20代~30代は性欲のピークですが、30代~40代に性欲がピークになるとの説もあります。これには理由があり、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が減ったことにより、男性ホルモンのテストステロンが優位になるためではないかと言われています。そのため、女性の性欲のピークは一概には決定付けされていません。
生理前の性欲対処法5つ
  1. セックスをする
  2. ムラムラ期を乗りこえるための対処法は、我慢せずにセックスをすることです。これは、彼氏がいる女性の中で多かった意見です。

    いざ女性からセックスに誘うとなると「誘うのは恥ずかしい」、「誘い方が分からない」と感じることも多いでしょう。しかし、あなたからのお誘いを例え拒否されたとしても、あなたのことが嫌いになったわけではないということを理解しておきましょう。

    誘うときはゆっくりマッサージをしたり、ボディータッチをおこなってアピールするのがポイントです。他にもキスをたくさんしたり、ハグをしたりするのもよいでしょう。あるいはストレートに「今日はセックスしたいな」と言葉で伝えるのも有効です。

    多くの男性は女性からセックスに誘われると嬉しい気持ちになるとのアンケート結果もあるため、勇気を出して誘ってみましょう。
  3. セルフプレジャーする
  4. 対処法の2つめは、ひとりエッチで済ます方法です。

    1日のうちに何度もひとりエッチをしたいと思ったり、パートナーよりもしたい回数が多いからと言って「性欲が強すぎておかしい」という訳ではありません。

    ひとりエッチで済ますときは、まずはシャワーを浴びて、手を洗い清潔にした後に始めましょう。触るときは服の上から初めて、慣れてきたら直接触ってみましょう。

    また、ひとりエッチ用のかわいらしいローターやバイブレーションなどの商品も多く発売されています。もし、手でうまくできなければ、グッズを使うのもおすすめです。

    ひとりエッチは、感度がよくなったりリラックス効果もあるので、自分磨きのためにもどんどん活用しましょう。
  5. 筋トレ・スポーツをする
  6. 3つめは、筋トレやスポーツをすることで性欲のムラムラを抑えることができます。

    筋トレやスポーツをすると、幸せを感じる「セロトニン」が分泌されます。セロトニンは抑制作用があるため、性欲を抑えてコントロールが可能になるのです。そのため、性欲を抑えたいときは筋トレやスポーツがおすすめです。

    筋トレに慣れていない場合は、ダンベルやヨガマットなどの特別な道具をそろえるよりも、自分の重さだけでトレーニングできる「自重筋トレ」がおすすめです。布団の上や椅子に座ったままでもできるため、初心者は自重筋トレから始めてみましょう。

    慣れてきたらジムに通ったり、スポーツクラブに入会し定期的に体を動かす習慣をつけるのもおすすめです。
  7. 甘いモノや乳製品を食べる
  8. 対処法の4つめは、甘いものや乳製品を摂取しましょう。甘いものを食べると、脳の中の満腹中枢を満たしてくれます。

    満腹中枢と性欲を司る性欲中枢はとても近い場所にあるため、満腹中枢が満たされることで、性欲中枢も満たされたと脳は勘違いして、結果として性欲を抑えられます。

    また、乳製品にも性欲を抑える効果があり、乳製品に含まれる「トリプトファン」のおかげです。

    トリプトファンはセロトニンの元となる物質で、セロトニンが性欲を抑える働きをしてくれます。そのため、セロトニンの元になるトリプトファンが効果的であると言えるでしょう。

    また、食欲と性欲は密接に繋がっており、卵胞期は食事量と性欲が増えます。
  9. 趣味に興じる
  10. 最後の対処法は、趣味の時間に没頭することです。自分の中で時間を忘れられるような趣味に没頭するのがおすすめです。

    ゲームやアニメ、ドラマや映画鑑賞、スポーツなどさまざまなあるでしょう。ただし、ドラマや読書では性的なシーンが関連する恋愛物は避けたほうがベターでしょう。時間を忘れるぐらい没頭していると、性的なことを考えるのを忘れられます。

    また、ドライブや旅行、スポーツ観戦など性と関連が薄い分野であればあるほど、性欲を抑えることが可能です。

    自分にあった趣味をみつけて趣味の仲間と情報を共有したり、新しい交友関係を広げることで、性欲にとらわれず人生を楽しむことができるでしょう。
まとめ
女性には周期的にどうしてもホルモンの関係で性欲が強くなる時期があります。しかし、性欲が強くなるからと言っておかしいことではありません。ぜひ自分に合った対処法を試してみてください。

ムラムラする時期を楽しく、無理せずに過ごしましょう。
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