倦怠期とは、付き合いが長くなるにつれて出てくる「慣れ」や「飽き」の気持ちによって、相手への気持ちが冷めていると感じる期間のことをいいます。
どんなカップルでも付き合いたてのときに感じた「ドキドキ感」は次第に薄れていくものです。最初の頃の盛り上がりに比べると、お互いの関係に慣れた時期の相手への気持ちを「冷めたかも」と思うのは無理もありません。
今回は倦怠期が来る時期やその原因、乗り越え方を詳しく解説しているので、一緒に見ていきましょう。
目次
- 3ヶ月目
- 半年目
- 1年目
- 3~4年目
- 倦怠期の続く期間は?
付き合って3ヶ月目はお互いに「好き!」という気持ちが落ち着いてくる時期なので、相手の価値観や考え方のズレが気になりだす頃でもあります。少しづつ「価値観のズレ」に違和感を感じるようになり、次第に倦怠期へと突入してしまいます。
付き合って半年が経つと、お互いの行動・生活パターンも読めてくるので「慣れ」が発生します。ドキドキ感が薄まってくるのもこの時期でしょう。お互いの存在やしてくれることが当たり前になり、積もってきた小さな不安が爆発しやすいのもこの時期だとされています。
お互いが居て当たり前の存在になり、一緒に居ることで安心感を得られるようになります。しかし、当初のようにドキドキとした気持ちはないため、「慣れ」から「飽き」に突入してマンネリ化しやすい時期でもあります。
付き合って数年単位になると、居て当たり前の存在がより強固なものになります。まるで家族のような存在になってしまうのです。相手に対して恋愛のトキメキを感じられないまま、ずるずると関係が続いてしまうこともあるようです。
倦怠期の長さは、カップルによって違います。そのときの状況もあるため一概にはいえません。しかし、倦怠期の期間は一般的に短くて1ヶ月、長くて1年とされています。倦怠期に入ったと感じたら、積極的にコミュニケーションを取り、話をする機会をたくさん設けることが大切です。
- 会話や連絡が減る
- 自分の予定を優先する
- 不満や喧嘩が増える
- 身なりに気をつけなくなる
付き合いたては頻繁にやり取りしていたのに、いつの間にか業務連絡のようなやり取りになり、会話も少なくなっていませんか。連絡や会話の頻度が減るのは倦怠期ならではの特徴と言えるでしょう。
これまではお互いに優先し合っていたことが少しづつ「自分の予定を優先」するようになったときは、倦怠期といえるでしょう。好きな気持ちはあるものの「慣れ」によって恋愛の優先順位が下がってしまっているのです。
最初は気にならなかった相手の言動が少しづつ気になってきて不満や喧嘩が増えてきてしまうのも、倦怠期の特徴といえます。「最近喧嘩が多い」と感じたら、倦怠期のサインかもしれません。
付き合いが長くなり家族のような存在になってしまうと相手の存在が当たり前になって、身なりや言動に気を付けなくなってしまうこともあるでしょう。これも、倦怠期の特徴に当てはまります。
- 自分磨きしなくなる
- デートがワンパターンになる
- 予定が合わなくなる
- 結婚観が違う
- 安心感を悪いことだと思う
お互いに家族のような存在になってしまうと、身なりが適当であっても「まぁいいか」といった気持ちが勝ってしまい、気を抜いてしまうことも多くなるでしょう。常に気を張っておく必要はありませんが、全く気を張らないというのは相手に恋人としての認識を薄れさせてしまいます。
デートがワンパターンになると飽きます。飽きが倦怠期の一番の原因と言っても過言ではありません。そのため、変化のないデートは相手との関係を見直したくなる要因になりえるのです。
予定が合わなくなると互いに不満が出ます。わざと合わないようにしているわけではなくても、心は離れていくでしょう。
ある程度長く付き合えば必ずと言っていいほど結婚観の話をすることになります。結婚に対する考え方に違いが露骨に見えてくると「一緒に居る意味はあるのか?」と考えてしまうようになるのです。
最初の頃のドキドキした気持ちが恋人関係を維持するものだと思っていると、そのドキドキがなくなったとき倦怠期だと錯覚するようになります。多くのカップルが3ヶ月を目安にドキドキが薄れていくものです。それでも付き合っているのは、安心感や価値観の一致がお互いに最高のパートナーだと思える要因になっているからなのです。
- 会わない期間を作る
- 新しいこころみをする
- 自分磨きをする
- 気持ちをちゃんと伝える
- 気持ちを試すようなことをしない
お互いの存在が当たり前になっていることが原因なときに有効なのは、連絡頻度を減らすことです。まずは、1ヶ月ほど合わない時間を作ってみましょう。お互いの距離感を詰めすぎないようにすることも、倦怠期を乗り越えるコツです。
新しい刺激を取り入れることで倦怠期を乗り越えられる可能性もあります。いつものデートコースを変える、旅行に行ってみるなど新しい試みをしてみましょう。
自分磨きは、相手のために頑張っているというその行為自体が嬉しいものです。そのため、お互いの気持ちを持続させるためにとっても必要なことです。ありのままを受け入れてという考えは危険です。「親しき仲にも礼儀あり」恋人における礼儀には、恋人関係のときめきを思い出させるということや好意を示し続けるということも入っているのではないでしょうか。
言葉にしなければ分からないこともあります。愛情表現や感謝、謝罪の気持ちは言葉で丁寧に伝えるようにしましょう。不満もしっかり話し合うことで解決できますが、お互いの言い分を押し付け合わないことに注意してください。
倦怠期で不満が溜まっているからといって、「別れたい」と言ったり他の人とデートなど相手の気持ちを試したりするようなことはしてはいけません。信頼関係を損なってしまうため、誠実さは忘れずに相手と真摯に向き合うようにしましょう。
倦怠期は、長く付き合っていればどんなカップルにも訪れるものです。相手の存在が当たり前になることは悪いことではありません。飽きや慣れの気持ちを打破して、ぜひパートナーと素敵な関係を築いてくださいね。