庇護欲(ひごよく)とは、相手に対し「守ってあげたい」と思う気持ちのことで、「庇護欲を掻き立てられる」「庇護欲が強い」といった使い方をします。
庇護欲は男女問わず持っている感情ですが、恋愛においては男性が女性に対して抱く感情でもあります。男性は「守ってあげたい」といった気持ちが強いため、庇護欲が掻き立てられる女性はモテるとされています。
今回は、庇護欲の使い方や庇護欲を搔き立てる女性の特徴などを詳しくご説明しています。では庇護欲について、一緒に見ていきましょう。
目次
- 「庇護欲を掻き立てられる」
- 「庇護欲を刺激する」
- 「庇護欲が満たされる」
- 「庇護欲が含まれる」
- 言い換え・類語
「あの子はいつも前向きに頑張っているけど、抜けている部分があるからつい庇護欲が掻き立てられてしまう。」
庇護欲を掻き立てられるとは、か弱い立場の人物を見たときに、「守ってあげたい」と思ってしまうような状況を意味しています。
「ふとしたときに見せる弱気な発言に庇護欲が刺激される。」
庇護欲を強く持っていない人に対し、ふとした瞬間に「守ってあげたい」と思わせるような、心をくすぐる状況という意味です。
「彼女の喜ぶ笑顔を見ると庇護欲が満たされていく。」
庇護欲は食欲や睡眠欲と同じく、行動によって満たされるものです。「守ってあげたい」という気持ちを実行に移せたときに、庇護欲が満たされたという意味につながっていきます。
「好きな人に対して感じる感情や行動には、庇護欲も含まれているかもしれない。」
人の言動の意図や本音を説明するときの一文で、好意を持っている相手に対して行う行動や感じる感情に、庇護欲が含まれていることを意味しています。
庇護欲は、普段使っている言葉に言い換えると次のような言葉に当てはまります。皆さんにとって、馴染み深い言葉も多いでしょう。
●母性・父性
●保護したい
●目が離せない
●幸せにしたい
- 包容力がある
- 父性がある
- リーダーシップがある
包容力とは、心に余裕があり、周囲へも気遣いが出来る人が持っているものです。庇護欲は、か弱いと感じる相手に対して「守ってあげたい」と思う気持ちなので、自分以外の人へ配慮ができる人でないと持てません。
小さいもの、弱いものは守って当然という感覚がある人も、庇護欲が強い傾向にあります。女性であれば母性本能といわれておりますが、男性においては父性が強い人に当てはまるでしょう。いいお父さんになりそうだと感じる人は、庇護欲が強いかもしれません。
ここでいうリーダーシップとは、人の上に立ちたい、優位にいたいと思う気持ちのことです。リーダーシップからくる庇護欲は、主に部下や仲間内に発揮されます。上司として責任感を持ち、部下を引率をしてくれるでしょう。
- 必要とされていると感じさせるから
- ただただ可愛いから
性別に関わらず、人は他人から必要とされることに喜びを感じるものです。男性にとって、庇護欲を掻き立てる女性は、その気持ちを埋める存在なのでしょう。守ることが続くうちに、その女性を特別視し始め、「この人は自分が幸せにする!」と思うようになっていくのです。
庇護欲を掻き立てられる女性に当てはまる特徴として、幼さや容姿、仕草など可愛さを感じさせるものばかりが当てはまります。その感情は、動物やアイドルに訳も分からず可愛いと思う気持ちと同じといえます。
では、庇護欲を掻き立てられる女性の特徴とは何があるのか、次で詳しく見ていきましょう。
- 天然なところがある
- 明るくて笑顔が多い
- 頑張り屋さん
- 人をすぐ信じる
- 容姿が幼い
- 隙がある
- 甘え上手
普段はしっかりしているのに、たまに抜けていたりそそっかしい部分があると、「大丈夫かな」と気になってしまいますよね。真面目な面もありつつ、うっかりしてしまう素振りに目が離せない人も多いでしょう。そういう人は男性の守ってあげたいと思う気持ちを掻き立てるのです。
男性から見ると、女性の笑顔は儚く見えるといわれています。明るくて笑顔が多い女性も、男性にとっては「裏では辛いことがあるのでは?」と感じてしまうようです。そのため、笑顔の多い女性を見ると自然と庇護欲が刺激されるのです。
何かに一生懸命な姿は、性別関係なく応援したくなるものですよね。真面目に取り組み、頑張る姿を見ることで、自然と庇護欲が湧いてくるのでしょう。男性にとって、「サポートしてあげたいな」と感じるようです。
人をすぐに信じる素直な女性の姿を見て、悪い人に騙されるのではないかと心配になって放っておけない男性も多くいます。「自分が守ってあげないと!」とハラハラするのです。
赤ちゃんや小動物をかわいいと感じるように、童顔や容姿が幼い女性に対しても、庇護欲を感じることがあります。特に父性が強い男性は、幼さの残る容姿に心を奪われてしまうこともあるようです。
隙がある女性はつい目が離せなくなってしまうものです。隙だらけではなく、適度にしっかりしているけど、抜けたところもあるくらいのほうが庇護欲を掻き立てます。
男性は頼られることや甘えられることに喜びを感じるものです。上手に甘えることができる女性は、男性の庇護欲を刺激して心を満たすことができるのです。
- 愛嬌を出す
- 頼み上手になる
- 堅くなりすぎない
愛嬌は最強の武器です。その中でも、男性の庇護欲を刺激するのは「笑顔」です。素敵な笑顔を身につけると、どんな場所でも役に立ちます。簡単に取り組める方法なので、ぜひ試してみてください。
甘え上手な女性は、男性の庇護欲を掻き立てるものです。「この人のために何かしてあげよう」と思わせることが大事です。感謝や喜びのリアクションを大きくしたり、「また次もお願いします」と言って関係を続けたいことをほのめかしたりすると、とても効果的です。
庇護欲を掻き立てるには少し隙を見せる必要があります。全部1人でなんでもこなしてしまうような完璧さを出そうとすると、庇護欲を刺激することはできません。少しだけ気を抜くときを作って、おっちょこちょいな面も見せてみましょう。
- ぶりっこにならないように気を付ける
- 子どもっぽくならないようにする
- 天然アピールをしない
あからさまにかわいい子ぶるのは逆効果です。何気ない仕草や言動でも庇護欲は掻き立てられるものです。分かりやすくて痛いあざと行動は避けましょう。あくまでも自然体で愛嬌のある人を目指してみてください。
ふとしたときにでる幼さは可愛いと感じますが、子どもっぽさが強いと引かれます。常に面倒を見る必要がある人は、世話をしなければいけない存在になってしまうので、負担に感じて気持ちが離れていきます。自立したうえで「この子の足りないところは自分が補う」と思わせることが大切です。
ふとした瞬間のドジやそそっかしさは庇護欲を掻き立てますが、過剰な天然アピールはただの痛い子になってしまうので気を付けましょう。普段のふるまいの中で起きる隙やドジ要素があれば天然かな?と思わせることは可能なので、あくまでも自然に振舞うことを意識してみてください。
男性は、庇護欲を掻き立てられる女性を魅力的に感じるものです。好きな彼にアピールするときに効果的ですが、やりすぎると逆効果になるため注意しましょう。ぜひこちらの記事の内容を参考に、庇護欲を掻き立てられる女性を目指してくださいね。