男性とはプライドが高い生き物
大前提として、男性とはプライドが高い生き物です。なので、あなたのことを意識してはいるけれど、「好き」ということを認めたくないため、アプローチをかけてこない場合もあるのです。さて、その理由とは具体的にどういったものなのでしょうか?
「意中の彼から全く愛情表現やアプローチをされない」「あの人は私に好意があるような態度を取るのに告白してこない」など、そういった悩みを持つ女性も多いと思いますが、安心してください。
男性のプライドは、ビジネス面だけではなく、実は恋愛の場面においても影響しているものだと言われています。
プライドが高いゆえに、時には女性以上に慎重になったりズルくなったりするものなので、本当はあなたのことが大好きだけれど、プライドが邪魔している可能性もあるのです。
理由① 負けた気がする
プライドが高い男性にとって、好きと認めてしまうと負けた気がしてしまい、そのプライドが邪魔してなかなか好きと認めることが出来ない場合もあるようです。
「惚れたら負け」というスタンスなので、男性側の気持ちの方が大きいと感じると、プライドが傷ついてしまうのですね。なので、「必要以上に傷付きたくない」といった自己防衛本能から、意中の女性に対してもそっけない態度を取り、好きだという気持ちを隠してしまうのです。
その内情としては、「俺の方が好きすぎて悔しい」というのが本音のようです。好きという気持ちがあるにも関わらずプライドが邪魔をしてしまい、惚れた方が負けだと思って強がってしまう…男性はそんなジレンマと人知れず戦っています。
理由② 振られて傷つきたくない
男性はプライドが高い反面、慎重になり臆病になってしまうことも多いようです。時に大胆にアプローチ出来るのは、女性ならではなのかもしれません。
男性は「脈がない」と一度思ってしまうと、「アプローチをかけたところでどうせ断られたり、振られたりするのではないか…」と、ことごとくネガティブな思考に陥ってしまい、傷つきたくないという思いからそっけない態度を取ってしまうようです。
これは男の変なプライドのせいで、「情けない思いをしたくない」と意気地なしになっているのです。そう思うと、なんだか可愛くも見えてきますね。
大好きになってしまったが故に、自分の想いが拒絶されることを潜在的に恐れているのです。
理由③ 自分自身曖昧だから
男性はプライドが高く、感情的に行動する女性とは反対で論理的に動く、まるで常に冷静な人間であるかのように思えますが、決してそうではありません。
特に恋愛においては自分自身の感情や好意に対して曖昧な部分があり、ハッキリ言うと鈍感なのです。
「好き」という自覚を持つとその好意から行動に現れる女性に対し、行動に現れて初めて「好き」という自覚を持つのが男性です。
「つい追いかけてしまった」「つい声を掛けてしまった」「思わず嫉妬してしまった」など、自覚がない状態での自分の行動に自問自答した結果、「あっ、好きなんだ」と気付くのです。
その上でさらにプライドが邪魔をするので、どうしても曖昧な態度を取ったり、煮え切らない男性となってしまうのです。
理由④ 今は恋愛をしていられない
男性が「好き」を認めたくない心境として、今は恋愛をしていられない状態なのかもしれません。
女性はマルチタスクが得意ですが、男性はシングルタスクを淡々とこなすタイプなので、一度に複数のことを同時にこなすのは苦手な傾向にあります。
そのため、恋愛に夢中になると生活に支障をきたすと判断したときは、好きな気持ちを無理矢理抑え込んでしまうこともあるのだとか。
このように、男性は脳の構造的にシングルタスクで不器用な性質を持っているので、恋愛にのめり込むとそれ以外の集中力が落ちてしまう恐れがあります。
今は恋愛より仕事や趣味など自分の時間を優先することで、人生を充実させたいと考えているのでしょう。
理由⑤ 今の関係でいい
女性が「曖昧な関係をハッキリさせて次へ進みたい」と思っていたとしても、時に男性は曖昧なままで済ませようとする傾向が見られます。それすなわち、「今の関係でいい」と思っている意思の表れなのです。
その心理としては、「今の距離感が楽しい」と現状に満足しており、その先の関係への進展に対して必要性を感じていないのです。
付き合ってもさほど変わらないようであれば、今のままの方が気楽で良いと考えている場合があります。
また、2人が上司や部下、仲のいい同僚、飲み仲間など、同じコミュニティに属している場合、恋愛関係になってしまうとその後の関わりに少なからず影響が出るので、関係性を進めてしまえば生活に支障をきたすと判断し、それ以上の関係にならないようにセーブしているパターンも考えられます。
理由⑥ 責任を取りたくない
付き合うということは、「彼氏」という立場に責任感を持って行動しなければならなくなります。男性が「好き」の気持ちを隠す理由として、そういった責任を取りたくないといった気持ちがあるからかもしれません。
「付き合う」という責任を担うことから逃げたいと思っており、付き合うことで自分の自由な時間が減ったり、人間関係を縛られることを懸念しています。好きの気持ちを隠して曖昧な関係のままにしている可能性もあります。
しかしながら男性も本命の相手に対しては「責任を持って大事にしたい」と思うものです。ですので、そう思えるほどの想いの強さも覚悟も足りない状況だと言えるのではないでしょうか。
まとめ
気になる意中の彼、自分のことを意識している瞬間はあるけど、なかなか関係が進まないと悩んでいる女性も多いでしょう。そんな時の男性の状態について深掘りしてみましたが、参考になりましたでしょうか。
男性はプライドが高いので、振られたり断られると思いの外傷ついてしまう生き物です。そういった場合は、あなたからアプローチをかけて「好き」という気持ちを表現してあげると、男性側も動きやすくなるかもしれませんよ。