フレネミーとは?

フレネミーとは、「フレンド(友達)」と「エネミー(敵)」を組み合わせた造語で、友だちのふりをした敵を意味します。

フレネミーは日本でできた造語ではなく、英語圏でできた世界共通の造語です。ライバル関係の友人を意味するときもありますが、基本的には親しいフリをして相手をおとしめる関係性の人に使われます。

具体的には、どのようなことをしてくる人をフレネミーと呼ぶのでしょうか。今回はフレネミーの特徴などを詳しく解説しています。では、フレネミーについて一緒に見ていきましょう。


フレネミーがすることの例

  1. 裏で悪口を言っていた
  2. 表面上では励ましてくれたり「友だちだよ」と感じ良く声をかけてきたりするのに、裏では「あの子性格悪いらしいよ」と、陥れるような悪口を言っているケースがあります。上司に媚びを売るために「あの子、やる気ないらしいです」と陥れようとすることもあります。

  3. 表でも目の敵にしてくる
  4. 二人きりのときは和気あいあいと話ができていたのに、誰かがいじりだすと加担して同じようにいじる人もフレネミーにあたります。集団の中では虚勢を張ってしまうタイプのフレネミーは、このように時と場合によって態度をガラリと変えるのです。

  5. ネガティブキャンペーンをされる
  6. ネガティブキャンペーンとは、相手の欠点を目立たせることで自分を優位に見せることです。「太れない体質だから、ふっくらした体型が羨ましい」など、フレネミーは相手の欠点を持ち出し自分を優位に見せようとする発言が多くなります。

  7. 秘密を言いふらす
  8. 信頼して秘密を打ち明けたのに、いつの間にか周囲に広まっているケースもあります。フレネミーは表面上では感じ良く近づいてきますが、相手を陥れたり、酒のつまみになる話題にしたりするためのネタを探していることもあります。気が付いたときには、話のネタにされている可能性があります。

  9. マウントしてくる
  10. 相手に良いことがあれば、気に食わなくて不機嫌になるのがフレネミーです。仕事で昇給・昇格したときなど、聞いてもいないのにいかに自分の方が優秀か、ということをマウントしてくるケースも多いでしょう。「自分の方が知っている」などのマウントが多ければ、その人はフレネミーかもしれません。

フレネミーの特徴・見分け方
  1. 悪口が多い
  2. 人の悪口や業務への愚痴が多い人は注意が必要です。「〇〇さんってダメだよね」など本人が居ない場所で悪口を言ってくるタイプはフレネミーへと変貌する可能性が高いため、距離を取った方が良いでしょう。

  3. プライベートを詮索してくる
  4. 何かにつけてプライベートを詮索してくるのもフレネミーの特徴です。相手の私生活を聞いて、自分が優位に立っているのかを確認したいがためにプライベートを詮索するのです。話したことを周囲に言いふらされる可能性も高いでしょう。

  5. マウントをとりたがる
  6. 自分が周りの人よりも優位だと思っているため、自分以外の人が認められたり得をしたりすることが許せないのもフレネミーの特徴です。たとえば、「この間抽選に当たった!」と言えば「私はもっとすごい抽選に当たったことがある」など、マウントで返してきます。

  7. おせっかいすぎる
  8. あれこれと世話を焼いてくるタイプの人は周りにいませんか?最初は良い人だと思ってしまいますが、実は心の中で周りの人を見下している可能性があります。その人よりも早く昇格・昇給するなど、仕事で認められることがあれば、態度が豹変する可能性があるでしょう。

  9. 自分のことはあまり話さない
  10. 他人のことは詮索したがるのに、自分の話になるとはぐらかす人は要注意です。このような人は、他者をネタにして悪口を言っているため、自分が同じようにネタにされてバカにされることを恐れているのです。

フレネミーになりやすい人の特徴
  1. 自信がなくて劣等感が強い
  2. フレネミーは自己肯定感が低く、自分に劣等感を感じている人がなる傾向にあります。ただ、劣等生である自分を認めたい人はいません。自分を守るために、自分よりも格下の存在を作ろうとしてしまうのです。誰かの成功を心から喜べず、人の足を引っ張るような言動が多くなります。

  3. 負けず嫌い
  4. 負けず嫌いは悪いことではありません。しかし、フレネミーは幸せそうな人はすべて敵に見えているのではないか?と思うほどの過度な負けず嫌いなのです。自分が優秀であるべきと考えているため、相手を陥れて優位に立とうとしてきます。

  5. 思い込みが激しい
  6. フレネミーになる人は、他意のない言葉であっても、大げさに捉えてしまう思い込みの激しさがあります。業務上のミスについてほんの少し注意しただけでも「かなり怒られた」と周囲に言いふらしてしまうなどの迷惑な行動が見られます。良し悪しの判断基準がすべて自分なので、かける言葉によっては反抗的な態度を取られてしまう可能性があります。

フレネミーに狙われやすい人の特徴
  1. 純粋な人
  2. 人の話を信じてしまうような純粋な人は、フレネミーにとって狙いやすいでしょう。根拠のない話もすぐに信じてしまうため、扱いやすい存在なのです。純粋なことは素敵なことですが、フレネミーに対しては注意が必要です。

  3. 周囲からの人気が高い人
  4. フレネミーになる人は負けず嫌いです。人気が高い人には嫉妬心がどうしても湧いてしまいます。また、すべてのことを損得に置き換えて考えるので、人気が高い人を自分の価値を高めるための存在として利用するケースもあります。

  5. 幸せそうな人
  6. 自分以外の人が幸せそうにしていることを許せないフレネミーは、幸せそうな人に過度な嫉妬心を抱きます。幸せそうにしているのは、社会的な体裁を保つためであっても、その思いをくみ取ることができないのです。自分が優位であることを表明するため、マウントを取ったり陥れようすることもあるでしょう。

  7. スペックが高い人
  8. 見た目や能力のスペックが高い人は、嫉妬の対象です。また、その人が持つ人脈や特性を利用して、自分の得にしようと近づいてくるケースもあるでしょう。初対面にも関わらず、親密な態度を取ってくるような人は注意してください。

フレネミーとの上手な付き合い方
  1. 距離を置く
  2. フレネミーだと気が付いたら、余計なことは言わずにそっと距離を置くことが一番です。プライベートで会う頻度を減らしたり、職場で鉢合わせしないように動いたり、必要最低限以外の会話はしないようにするための対策を取りましょう。

  3. 本音は隠しておく
  4. フレネミーは相手の本音やプライベートを聞き、それを周囲にバラしてしまうため、本音は言わないように心掛けましょう。本音を聞かれたら誤魔化して話題を変えましょう。しつこい場合は「答えたくない」と伝えていいかもしれません。

  5. 自慢話になりそうなことを避ける
  6. 良いことがあれば人に話したくなりますが、話すとフレネミーの嫉妬心を煽ることになります。マウント合戦や嫉妬からの悪口が始まってしまう可能性があります。フレネミー気質の人には、なるべく自慢話をしないように気を付けましょう。

  7. 悪口に同調しない
  8. フレネミーは標的を作り、その人の悪口を言いふらします。人からもし職場や友人の悪口を言われたら、同調せずに流しておきましょう。しかし、流しておくだけでは「〇〇さんも言ってた!」と言われかねません。「悪口は聞きたくない」と断るのも1つの対策でしょう。

  9. 相手のことを褒める
  10. プライドが高いフレネミーとうまく付き合うのであれば、相手の良い部分を見つけて褒めてあげましょう。褒められることで標的から外れるケースもあります。ただ、気に入られ過ぎる可能性もあるため褒め過ぎには注意しましょう。

まとめ

仲が良いと思っていても、相手がフレネミーであれば、知らないところで悪口を言われているかもしれません。あなたの周りには当てはまる人はいましたか?フレネミーに対する対処法をしっかりと押さえてトラブルに巻き込まれないように気を付けましょう。

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