バンギャとは、「バンドギャル」を略した言葉で、主に「V系」と呼ばれるヴィジュアル系バンドの女性ファンを指す言葉です。
バンドギャルからバンギャル、そしてバンギャへと変化してきた言葉ですが、今はヴィジュアル系バンドだけではなく、バンド好きの女性に対しても使われることがあります。
「V系女子」ともいわれているバンギャですが、彼女たちの性質は様々です。今回はバンギャの特徴や関連用語などバンドギャルについて一緒に詳しく見ていきましょう。
目次
バンギャの主な活動は、ヴィジュアル系バンドのライブ参戦です。参戦とは、ライブに行くことをいいます。
その他、好きなバンドのCDやグッズを購入することもバンギャの大切な活動です。
ただ、その目的はバンギャごとに異なり、次の2パターンに分けることができます。
- バンドマンとお近づきになりたい
- ただ音楽を聴きたい
熱心なバンギャの活動目的の1つは、バンドマンとお近づきになることです。「バンドマンの生活を支えたい」という気持ちや推しのメンバーに顔を覚えてもらいたいという思いがあります。また、「ガチ恋」と呼ばれる本気でバンドマンに恋している人もおり、恋仲になりたくて活動している人も多いようです。
中には、バンドメンバーと親しくなることが目的ではなく、純粋に音楽が好きでバンギャとして活動している方もいます。また、ライブハウスの雰囲気が好きな方も多く、ただ音楽や雰囲気を楽しみたいといったバンギャも一定数います。
- 顔ファン
- 音楽ファン
- 騒ぐのが好きなファン
メンバーの顔が好みだから応援するというバンギャは「顔ファン」と呼ばれます。単純に顔がタイプの人もいれば、メンバーにガチ恋している女性も多数います。もちろん音楽性も重視していますが、見た目に惹かれてファンになる層も多くみられます。
音楽性が好きで、そのバンドの音楽を応援したくて熱心なバンギャ活動をする方もいます。ファンの鏡ともいえる存在ではないでしょうか。メンバーとの個人的な思いは薄めであるため、大きなトラブルを起こすことはありません。
音楽性や顔よりもライブで暴れて発散することを目的としたファンも一定数います。モッシュなどの応援が激しくなる傾向があります。
- メイク濃いめ
- メンズヘア系かロリータヘア系
- メンヘラ気質
- 気遣い屋さん
バンギャのメイクは濃いめになる傾向があります。バンギャ達にとってメイクは「可愛く見せるもの」ではなく「表現するもの」です。バンドの雰囲気に合わせたビジュアル系のメイクを施している方も多くいます。
バンギャはヘアスタイルにこだわりがあり、多くの人が「メンズヘア系」か「ロリータヘア系」の2種類に分かれます。メンズヘアをしている人は、まるでホストのようないで立ちの人もいます。髪色をメンバーカラーにして推していることを表現する人も多くいます。
バンギャにはメンヘラと呼ばれる精神状態をしている人もたくさんいます。メンヘラとは、精神的に不安定な人のことをいいます。メンヘラバンギャは、バンドメンバーへの愛が重すぎて熱愛報道などにショックを受けて何日も寝込んでしまうということもあるようです。
見た目や行動が派手な方も多いバンギャですが、根は素直で真面目で気遣い屋さんな人も多くいます。見た目が派手なことを知っているので、その分迷惑をかけないように礼儀を重んじている一面もあるようです。
- ヘドバン
- モッシュ
- チェキ廃
- 手バン
- 逆ダイ
- コロダイ
- 蜜
ヘドバンとは、演奏される音楽に合わせて頭を上下・左右に振ることをいいます。ヘッドバンキングの略で、V系バンドのライブでよく見られる応援方法です。
モッシュとは、場の盛り上がりが最高潮に達したときにする押し合いのことをいいます。
チェキ廃とは、ライブなどで販売しているメンバーのチェキ写真をひたすら買い続けることをいいます。好きなメンバーのチェキが当たるまで延々と買い続ける人もいるのだとか。
手バンとは、手と肘を使って上下に振ることをいいます。ヘドバンで首を痛めてしまったり、頭を振る事に抵抗がある人が行うことが多いようです。
逆ダイとは、「逆ダイブ」の略で、ステージ上から客席へのダイブとは反対に、客席からステージ上へダイブすることをいいます。
コロダイとは、バンドマンがバンギャの頭上を転がりながら移動することをいいます。V系ライブならではの過激さが良く表れた盛り上げ方ですね。
蜜とは、好きなバンド・メンバーに貢ことをいいます。貢ぐ(みつぐ)→みつ→蜜とこのように隠語化したそうです。
バンギャの激しさを持っている人が多いですが、好きなものに対して一生懸命な様子は好感が持てる方も多いでしょう。激しさを伴うV系ライブが気になる方は、この機会にライブ参戦してみてはいかがでしょうか。