真面目系クズとは、一見仕事ができそうな様子をしていながら、実際には成果を上げてこない人のことです。
例えば、真面目に話を聞いているように見えて、本当な内容を理解しておらず、同じ失敗を繰り返してしまう人が真面目系クズと呼ばれます。他にも、指摘や指示を素直に受け入れる割には、なかなか改善されない人も該当します。
今回は、そんな真面目系クズの特徴や真面目系クズになってしまう原因、改善方法について詳しく解説していきます。では、一緒に見ていきましょう。
目次
- 常に指示待ち
- 物腰穏やかで礼儀正しい
- 図太い
- 面倒くさがり
- 意志が弱い
- 責任感がない
- 計画性がない
- 人目がないところでサボる
- プライドが高い
- 分からないことを聞き返さない
真面目系クズは業務への姿勢は真面目で、与えられた仕事はコツコツこなします。一見仕事ができる人に見えますが、真面目系クズは言われた以上の仕事や成果を上げることがなく、常に指示待ちで積極性に欠ける一面があります。
真面目系クズは人当たりがよく、言葉遣いが丁寧で礼儀正しい印象を与えます。柔らかな印象で上司や取引先への印象は良く、人柄は評価されます。しかし仕事の質はいまいちということがほとんどです。
真面目系クズは人からの指摘を素直に受け取ります。表面上では反省しているように見えますが、本当はそこまで気にしていません。
面倒なことは対応したくないと考えるのが、真面目系クズの特徴です。与えられた仕事はコツコツこなすものの、周りが忙しそうでも自分から手を挙げてフォローすることはありません。人当たりが良いのも、人との衝突が面倒だからといった面もあります。
自分に甘く、意思が弱いのも真面目系クズの特徴の1つです。自分が不利な立場にならないよう、相手の意見に合わせてその場をしのぐ面もあります。自分の意見は言わず、その場しのぎの対応も多い傾向があります。
表面上は真面目に見えても、内心では「面倒なことは避けたい」と考えている真面目系クズは、あまり責任感がありません。だから適当な仕事をしても問題ないと思って、手を抜いてしまうのです。
真面目系クズは、物事を順序立てて進めることが苦手です。一日でこなす仕事量の計画を立てて実行することができず、行き当たりばったりで仕事をするため、無駄が多くなってしまいます。
真面目系クズは面倒臭がりで「できれば何もしたくない」と考えています。評価に響かないことはしなくても良いだろうと考えて、必要最低限以上の仕事はしません。隙あらばサボります。
真面目系クズは、プライドや承認欲求が高い傾向にあります。面倒な仕事はしたくない、だけど評価はされたい、だから出来ないことを出来ると言ったり、失敗を人のせいにしたりしてしまうのです。
プライドが高く、できる人と思われたい真面目系クズは、分からないことも分かったふりをすることがあります。質問することが悪いことと思っている、もしくは聞き返す勇気がないため、分かったフリをしてその結果大きなミスをしてしまいます。
- 学生時代の名残り
- 事なかれ主義
- 劣等感がある
- 私生活のほうが何倍も大事
良い子でいなきゃという意識が強く、学生の頃から人の評価を気にして生きている人は、真面目系クズになる傾向があります。いつも真面目で完璧な子でいることに固執して、嘘やごまかしが習慣化してしまうのです。
真面目系クズは、基本的に面倒なことが苦手です。人間関係においても、波風立たないようにその場しのぎの対応をします。本当は心に一物かかえていても反論や意見する自信がなく、表に出さない事なかれ主義が、真面目系クズになってしまう原因の1つです。
プライドが高く、できる人に思われたいと考えている真面目系クズは、自己肯定感が低い傾向にあります。自尊心を守るために周囲の評価を気にして、真面目系クズに陥ってしまうのです。
真面目系クズは私生活さえ守れれば、仕事は適当でも構わないと思っています。プライベートを大切にすることは決して悪いことではないですが、度が過ぎるとそれは真面目系クズへの第一歩です。
- 自分の長所・短所を再認識する
- 他者を頼る
- スキルを磨く
- 質問とメモの癖をつける
- 自信をつける
- 謙虚さを身につける
真面目系クズを脱するには、自分ができること、できないことをしっかり理解することが大前提です。良く見せたい気持ちは誰でも持っているものですが、取り繕うだけで中身のないものには意味がありません。できることからコツコツと取り組みましょう。
本当に真面目で優秀な人でも、出来ないことがあります。出来るように頑張っても出来ないこともあるでしょう。そういうときは出来るフリをするのではなく、出来ない時は思い切って他人を頼ることも大切です。丁寧な説明と感謝を述べるようにしましょう。
真面目系クズを脱出する近道は、自分自身の能力やスキルを磨くことです。仕事の効率化の方法、足りない知識・能力の習得などに励み「できるフリ」ではなく「本当にできる人」になっていきましょう。
分からないことを質問することは、悪いことではありません。できないと思われるのは恥ずかしいという気持ちはいったん捨てましょう。しかし、同じ質問を何度もするのは良くないため、メモを取っておくことを忘れずに。
出来るフリだけを続けていても、本当の自信にはつながりません。実の伴った自信のある人は、自分の出来ることも出来ないこともしっかり理解しています。出来ることは責任感を持って全うし、出来ないことは人に頼ったりスキルを伸ばしたりして対応していくうちに、実のある自信につながっていくでしょう。
本当にできる人は、自分の能力におごらず謙虚な姿勢を持っています。「実るほど首を垂れる稲穂かな」という言葉があるように、できる人ほど他者への配慮ができるのです。本当に仕事ができる人とはこういう人のことと捉え、謙虚さを身に着けられるようにしましょう。
「実は自分も真面目系クズかも」と不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。知らない間に「真面目系クズ」になってしまわないよう、本当に頼られる人になるための方法を身につけて、上手に生きてみましょう!