「セックスしたくない」は普通のこと
大好きな人のお誘いなのに、なんだか乗り切れない…という時はありませんか?乗り切れない気持ちのまま応じる方も少なくないと思いますが、「セックスしたくない」と思うことは、パートナーにとって「悪いこと」だと思ってしまっていませんか?
実は女性の大半がセックスへの興味が減ってしまい、パートナーと「したくない」と考えることがあるので、「セックスしたくない」は普通のことなのです。
「パートナーへの愛情が減ってしまったのでは?」と心配になる人もいるかと思いますが、これは誰もが経験していくことで、その感情は一種の通過点でもあります。
その感情は当たり前のことだけど、その気持ちをパートナーと共有し、話し合いながら関係を構築していくことが一番大切です。
原因はストレス?
今までは普通に性欲があったのに、最近は気分が乗らない…という時、原因はストレスを感じているせいかもしれません。
実はストレスと性欲は繋がっており、強いストレスを感じると性欲が減退してしまうことが明らかになっています。エッチを楽しいものと感じるためには、心と体がリラックスしていることが重要なので、ストレスを感じることで楽しめなくなってしまうのです。
緊張やストレスによって性欲が減ってしまうと、これまで楽しかった営みが途端に集中出来なくなり、気分が乗らず楽しくなくなってしまう、という状況になってしまうのです。
最近セックスに集中できない・楽しめないという時は、ストレスを感じていないかチェックしてみるのも大切です。
①体調をチェックする
体調が悪い時も、セックスに対して気分が乗らなかったり、楽しめなかったりしますよね。最近、パートナーの誘いに気分が乗らない…という時は、体調をチェックしてみてください。
例えば、うつ病や甲状腺の病気などといった、病気の症状の1つとして、性欲低下の可能性が考えられます。
風邪などの体調不良の時にセックスが出来ないのと同じように、体の不調から来ている可能性もあります。
例えば本当に病気だった場合は早期に治療を行うことが何よりも大切ですし、治った後でも病気以前の性欲を取り戻すには時間がかかるので、急に性欲が低下した場合は自分自身の体調に変化がないか、チェックしてみることが大事です。
②セックスに対する意識について考える
あなたはセックスに対して、どのように考えていますか?パートナーとのセックスに気分が乗らない時、セックスに対する意識について考えてみましょう。
セックスに対してどのような印象をもって、どのように学んできたのか。例えばそれが「恥ずかしい」「自信がない」などのネガティブなものが大半だった場合、性欲にも顕著に表れてしまう傾向にあります。ネガティブな気持ちが大きいからこそ、セックスに対して積極的になれずに気分が乗らない可能性があります。
パートナーとのセックスに気分が乗らない時は、もう一度自分がセックスに対してどのように捉えているのか、見直してみると案外その答えが見つかるかもしれません。
③セックス=行為だと考えない
セックスはパートナーとの関係を深めたり、喧嘩している場合は仲直りの要因になったりと、セックスという行為以外にも様々な機能があります。
もしあなたがセックスに対して気分が乗らない…と感じている場合、「セックス=行為」だと考えている節はありませんか?「セックス=行為」だと考えないことも必要です。
行為だと考え過ぎてしまうと、その行為に対してどんどんストレスが増えてしまいます。そのため、誘われても気分が乗らない…という状況になってしまっている可能性があります。
セックスはただの行為ではありません。相手の感情を知ることが出来る1つの手段でもあり、パートナーとの関係を築く上で大切なもの、という認識に切り替えてみてはいかがでしょうか。
④パートナーとの話し合い
パートナーとの普段の会話の中で、しっかり話し合いが出来ていますか?
カップルの場合、会話の流れでつい当たり前にセックスをする流れになり、当たり前になっているからこそ「気分が乗らない」という状況になっている可能性もあります。
普段の会話にも二人のことを積極的に話す時間を設け、流れでセックスを当たり前にせず、お泊りの日をつくることを当たり前にし、セックスを流れでする状況を避けるというのも効果的です。
忙しくなった時にお泊りの日を作りにくくなってしまうので、お泊りの日を作ることを当たり前にしておくと良いでしょう。
また、お泊りの時にアルコールを飲み過ぎると性欲の低下にも繋がるので、お泊りの時は飲み過ぎないように気を付ける、などの決まり事を作ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
セックスに対して気分が乗らない時、自分1人で考えるのではなく、色んな方法を試しながらパートナーと話し合うことが何よりも大切です。
セックスの問題に正解や不正解はなく、あくまで「パートナーとの対話で出た答え」が2人にとっての正解になります。
1人で悩み抱えてしまうと、気分的にも落ち込んでしまい状況が悪くなる場合もあるので、解決しない場合は専門家へ相談してみるのも良いでしょう。