避妊方法、あなたはいくつ知ってる? 望まない妊娠を避けるための対策6つ
望まない妊娠を避けるための避妊方法を、あなたはいくつ知っていますか?
避妊の方法にはいくつか種類がありますが、全ての人に適応したり、完全な避妊方法はないのが現状なので、複数の避妊方法を知って望まない妊娠を防ぐことが必要です。

①コンドーム

避妊方法として一番ポピュラーなのがコンドームを使用する方法です。
性感染症の予防に適しており、コンビニや薬局など、どこでも手に入れることが出来るのがメリットです。
一番安価で手に入りやすくいというのもメリットでしょう。処方箋なども必要ないので、普段からコンドームを使った避妊方法を取り入れている人がほとんどではないでしょうか。

ただし、コンドームの避妊効果は100%ではありません。中で破れてしまったことに気が付かなかったり、サイズが合わずに抜けてしまうと十分な避妊効果を得ることが出来ないので注意しましょう。心配な方は他の避妊方法と併用することで、避妊効果を高めることが出来ます。

②低用量ピル

婦人科で処方してもらえる低用量ピルは、コンドームと併用することで高い避妊効果を得ることができます。
低用量ピル自体も避妊効果が高いので、最近は生理不順の治療目的だけではなく、避妊目的で処方する方も増えています。

低用量ピルは毎日決まった時間に服用することで効果を得ることができるので、飲み忘れたり時間がズレてしまわないように気を付ける必要があります。
生理不順や肌荒れ予防にも使われていますが、月数千円のコストがかかり、性感染症の予防は出来ないのでコンドームの着用は必須です。
年齢が高い人や喫煙習慣があると血栓症のリスクも高くなるので、ピルを服用している時は毎年健康診断での確認が必要です。

③器具の装着

毎日決まった時間に薬を飲むのが面倒な人やピルが適応にならない場合は、器具の装着がおススメです。
子宮内リング(IUD)と呼ばれているものとミレーナ(IUS)の2種類の避妊リングがありますが、子宮内リング(IUD)は子宮内に炎症を起こすことで妊娠を防ぎ、約2年効果が持続するものに対し、ミレーナ(IUS)は黄体ホルモンが付加された器具でホルモンを調整することで、避妊効果を高めてくれます。ミレーナは最長5年の効果があるので、取り換えの期間も長いのでオススメです。

とても高い避妊効果ですが、不正出血感染症のリスクもあり、妊娠経験がない方は装着時に痛みを感じたり抜けやすくなる場合もあるのであまりオススメは出来ません。

④リズム法

リズム法といった避妊方法をご存知でしょうか?
オギノ式や基礎体温法などと呼ばれており、オギノ式は月経周期から排卵日を予想することで、事前に妊娠しやすい日を知って妊娠を避けることが出来ます。
基礎体温法は毎日体温を測り、体温の変化で排卵日を予測するという方法ですが、こちらは避妊目的というよりも、妊娠目的で使うことに適している方法です。
今はケータイのアプリで簡単に排卵日を予測したり、基礎体温を管理したり出来るので、他の避妊方法と併用するのも良いでしょう。
ただし生理不順の人は排卵も不規則で予想が出来ないため、これらの方法で正確に排卵日を予測することができません。生理不順の人には適さない方法なので注意してください。

⑤ホルモン注射、インプラント

避妊方法としてホルモン注射やインプラントといった方法もあります。

ホルモン注射は一度打つと3か月の避妊効果を得ることが出来ます。
インプラントピルはスティック状のインプラントを腕から挿入することで、約3年間効果を持続させることが出来るので、ピルを毎日飲むことが出来ない人などに適しています。

生理の周期を安定させるとともに、ピルのような効果があるので妊娠を防ぐ効果も発揮します。面倒な服薬や定期的な通院も必要ありませんが、日本ではまだ未承認のものなので、取り扱っている病院は少なく、日本では美容外科で行うのが一般的なようです。日本ではこの方法を行っている病院はまだまだ少ないので、住んでいるエリアによっては取り扱っている病院自体がないことも多いでしょう。

⑥緊急避妊薬

緊急避妊薬は、セックスの時に避妊に失敗した時などの緊急事態の際に使うことが出来る方法です。
コンドームが破れるなどして精液が膣中に出てしまった際、妊娠を防ぐ方法として取り入れられており、アフターピルとも呼ばれている方法になります。
緊急避妊薬は72時間以内に服用する必要がありますが、時間が経つにつれて効果が下がってきてしまうので、なるべく早く飲む必要があります。また、産婦人科などの病院を受診して薬を貰う必要があるので、人によってはハードルが高い面もあるでしょう。
ただし、最近は処方箋なしでも購入出来る取り組みが始まっているので、気になる方は事前に調べておくと良いでしょう。

まとめ

避妊方法は1つだけではありません。日本ではコンドームやピル、避妊リングといった方法が一般的ですが、イギリスの病院ではピルや器具の装着、注射は無料で提供されていることもあり、日本女性の避妊方法は限られてしまっているのが現状です。
避妊への認知が低いのも現状で、望まない妊娠をしないためにも色々な避妊方法を知り、自分に合った方法を取り入れてみてください。

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