ネカマとは、ネットおかまの略で、SNSなどのインターネット上で女性のふりをする男性のことをいいます。
ネカマは、ネット上の匿名性を使って男性であることを隠し、名前も口調も話題までまるで女性のように振舞います。写真を載せていることもあるためつい勘違いしてしまいますが、これは大抵の場合他の人のアカウントから持ってきた転用写真です。
なりすまし自体は犯罪にはならないのですが、他の人の写真を転用したり詐欺を働くと罪に問われることがあります。実際に、写真を悪用されたり詐欺被害にあったりという事例もあります。
今回は、なぜネカマになるのかについてや騙されないためのネカマの特徴や見分ける方法について詳しく見ていきましょう!
目次
- 違う人になりたい
- 理想の自分を体現したい
- お金が欲しい
- おびき寄せたい
- ちやほやされたい
ネカマになる人の中には、違う人間になって生活してみたいという気持ちを持っている人がいます。こういった人たちに悪意はありません。ネット上は、見た目も性格も異なる人間になって変身願望を叶える最高の環境なのです。
ネカマになる人の中には、現実社会では見せられない理想の姿を表現することが目的の人もいます。変身願望は自分以外の誰かになりたい気持ちですが、理想の自分はあくまで自分です。女性の見た目になりたいと強く思う人や、女性として見られたい人など本当の姿はこうなのだと表現したいという思いでネカマになるのです。
出会い系サイトやSNS上で性別を偽り、金銭目的でネカマをする人もいます。アダルトな内容をちらつかせて相手をだまし、金銭を要求するのが一般的なやり方です。
女性との出会いを増やすために、わざとネカマをする人もいます。同性のふりをして油断させ、女性の輪に入って話題を楽しんだりネットの外で会ったりという目的があります。ネットの外で会って犯罪に巻き込まれることもあるため、要注意です。
ネカマになる人の中には、性別が女性であることで優遇されたり、相手の態度が柔化したりすること狙っている人もいます。特にネットゲームでは、アイテムを譲ってもらったり戦闘に不慣れでも責められなかったりというメリットがあるようです。
- 口調がわざとらしい
- 女性アピールが強い
- 写真に違和感がある
- 突っ込んだことを聞いてくる
ネカマは、女性であることを意識しすぎて口調がわざとらしくなる傾向があります。「いやだわ。」「そうかしら?」など物語の中だけにしかいないような口ぶりだとネカマの可能性が高いでしょう。
女性であることを強くアピールしてくるのもネカマの特徴です。ネット上で活動する女性は、性別が知られることも個人情報が知られることだと思って警戒をするものです。しかし、ネカマは女性だということを周囲にしっかりと認識して欲しいため、「ほんと女子って大変なんですよ~」「私も女だから分かる!」などあえて女性であることを強調するのです。
ネカマは、ネット上でだけ女性であるため信用してもらうためには写真は拾ってくるほかありません。背景や服装に違和感や統一感がないプロフィール写真や性的な写真、ネットから拾ってきたゆえに画質が粗いものなど違和感を感じる写真が多いとネカマだと怪しんだ方が良いでしょう。
ネカマは、下ネタや聞かれたくないようなことも平気で聞いてきます。女性はネット上であっても下ネタや踏み込んだ恋愛トークを気楽に言うことはありません。それなのに下ネタた恋愛話を平気で振ってくるような人は、男性であることを隠しきれていないネカマということだと考えられます。
- 写真を見比べる
- 女性特有の話題を振る
- あえて下ネタを振る
プロフィール写真は、ネカマを見破る1つのポイントです。ネカマは、自分以外の人があげたネット上の画像を使っていることがほとんどです。投稿している写真を見比べて、違和感を感じたらネカマを疑っても良いかもしれません。
ネカマの性別は男性なので、女性特有の話題は苦手な傾向にあります。生理や妊娠、病気といった知識が薄い可能性があるので、「ネカマかも?」と感じたら、女性特有の話を振ってみると分かりやすいかもしれません。
「なんだかおかしいな?」と感じたら、あえて下ネタを振ってみるのも見分ける方法の1つです。下ネタに熱中してしまったり、積極的に絡んできたりすればネカマかもしれません。
- ネナベ
- ネチズン
ネナベとは、ネット上のオナベの略で、ネット上で男性に扮した女性のことを指します。性別を変えてみたいという願望がある人もいますし、女性だとバレたくないという警戒心からネナベになる人もいます。
ネチズンとは、Network Citizen(ネットワークシチズン)の略で、ネット上で活発に活動する人のことを指します。主に韓国で使われる略し方で、日本ではネットワークユーザーというほうが分かりやすいかもしれません。
皆さんの周りにネカマでは心当たりはありましたか?ネット上では自分の性別も自由に変えることができます。もし「何かおかしいな?」と感じたら、ネカマの特徴を思い出して探りを入れてみましょう。