なぜお手入れをしなきゃいけないの？
セックストイの手入れをせずに使い続けていると、細菌が発生しカンジダ膣炎やその他の感染症を引き起こしてしまいます。またデリケートゾーンのトラブル以外にも、セックストイ自体が汚れにより痛むことで、長持ちせず故障の原因にも。このようにセックストイの手入れを怠ると、さまざまな問題が発生してしまうのです。
一般的にセックストイを保管しているベットの付近はホコリが多く、セックストイに付着したホコリをそのまま性器まわりや膣内などに入れ込んでしまうことにもつながります。
そして、セックストイを他人と共有するのはご法度。あらぬ病気にかかってしまう可能性もあります。また、中古品で未開封と表示があったとしても、中古品を購入するのは控えましょう。
一番簡単な方法
セックストイを清潔に保つには、コンドームを装着して使用がベター。しかし、コンドームの費用をケチってつけない人も多いのではなしでしょうか。業務用のコンドームであれば、140個で2,000円ほどで安く販売されています。コンドームを装着して使用することで、使用後の手入れが簡単でホコリの侵入や感染症リスクもなくなるため、面倒くさがらずに使いましょう。
また、複雑な形のタイプは、丁寧に洗ったつもりでも雑菌が残っているケースもあります。自分自身も相手のためにも、コンドームの装着をしたり、手入れを欠かさず行うことが大切です。
ただし、膣とアナルの両方に使う場合は、一旦コンドームを付け替えて使いましょう。大腸菌が腟の感染症の原因となるためです。
シリコン製のお手入れの仕方
シリコン製のセックストイならば、まずは水と石鹸で水洗いがおすすめです。スポンジや布をつかってもOKです。ただし、硬いブラシでゴシゴシ洗いは禁物。やわからいシリコンを傷つけ、破損の原因になってしまいます。水洗いしたあとのセックストイを拭き上げてから、沸騰させたお湯に約3分つけることで煮沸消毒ができるためさらにおすすめです。
洗った後は、よく乾燥させましょう。生乾きのまま保管すると、雑菌の繁殖につながります。直射日光が当たらない風通しのよい場所で、完璧に乾かすことを徹底しましょう。
また、洗う前に「防水」か「耐水」なのかチェックを怠らないようにしましょう。防水は水に浸しても大丈夫ですが、耐水は飛沫や流水にしか耐えることはできません。防水性能は9段階に分類されるIP規格が記載されているので、説明書をしっかり確認しましょう。
金属製やガラス製のお手入れの仕方
金属製は、シリコン製と同じようなお手入れ方法でOK。石鹸をつかって水洗いしたあと、熱湯を使って煮沸消毒することで、表面の細菌を徹底的に死滅させることができます。熱湯の時間もシリコン製と同じように約3分間漬けるのがおすすめです。
ただし、金属製は熱を吸収しやすいため、しっかり冷ましてから収納しましょう。
一方で、ガラス製には熱湯をかけたり、漬けるのはNG。ガラスが割れたり、欠けたりして破損や怪我の原因になってしまいます。そのため、ガラス製に関しては、石鹸を使った水洗いや専用のクリーナーを使うのがよいでしょう。使ったあとの手入れまでを習慣化しておくことで、いつでも清潔に保つことができます。
正しい保管方法
高温多湿と直射日光をさけて保管しましょう。シリコンやゴム製の製品はとくに高温に弱く、劣化や破損につながってしまいます。
そして、長く使わないセックストイは必ず電池を抜いておきましょう。電池の液漏れが起こると、それ以降は使えなくなってしまいます。また、ICで動きを制御するようなち密な機器では、放電しておくことで誤作動や故障を回避できます。
ほかにも、トイ自体をまとめて1つの袋やカゴに入れておくよりも、1つ１つを小袋に入れて保管するのがベター。ホコリから守るとともに、故障や破損もしにくくなります。万が一セックストイを処分する際は、新聞紙にくるんで各自治体の処分ルールに沿って処分しましょう。
まとめ
今回は、セックストイのお手入れや保管方法について解説しました。不潔にしたままだと、思わぬ病気や感染症、トイ自体の破損を招きかねません。
問題を引き起こさないよう、製品にあった正しいお手入れ方法を実践して、安全なセルフプレジャーを楽しみましょう。
