お尻ストレッチとは?
お尻ストレッチとは、座りっぱなしや立ちっぱなしで凝り固まったお尻の筋肉をほぐすためのストレッチのことです。
お尻の筋肉は私たちの身体の動作をサポートするための大切な役割を持っているため、ここをほぐすだけで色んなところに良い影響が出てきます。
今回は、お尻の筋肉をほぐすメリットについてお話しているので、それぞれの筋肉のほぐし方を一緒に見ていきましょう。
お尻の筋肉の役割
お尻の筋肉は、「大殿筋、中殿筋、小殿筋」の3つの部位に分かれています。それぞれに違った役割を持ち、協力しあって体を支えている大切な部分です。
- 大殿筋
股関節周辺を囲むように付いている筋肉で、「立つ、座る、歩く」ときに使う部位です。
- 中殿筋
大殿筋の内側に位置しており、歩くときに身体がブレないよう、バランスを取っている大切な部位です。
- 小殿筋
中殿筋の内側にある筋肉で、他の部位に比べると小さいですが、骨盤を支え、中殿筋のサポート役を担っています。
お尻の筋肉をほぐすメリット
- むくみ解消
お尻の筋肉は常に使い続けている部位なので、疲労が蓄積しやすいです。疲れた筋肉はガチガチに固まってしまうので、脚のむくみに繋がることも多いです。凝り固まった筋肉をほぐすことで、脚から腰にかけてのむくみを取ることができます。
- 冷え・腰痛・肩こり改善
疲れやすいお尻の筋肉は、1日が終わるころには凝り固まっていることも多いです。筋肉が凝っていると、血流が悪くなってしまうため、全身の冷えに繋がってしまいます。お尻の筋肉のコリをほぐすことで、冷えや腰痛・肩こりの改善に繋がります。
- ヒップアップ
お尻の筋肉をほぐすことで、コリを和らげ血流を改善します。筋肉がほぐれることで冷えやむくみが解消されるだけではなく、柔軟性が高まり姿勢の改善に繋がるのです。その結果、お尻の筋肉を正しく使えるようになり、ヒップアップを叶えることができます。
お尻をほぐす前のストレッチ
お尻の筋肉をほぐす前に、事前準備として「股関節ほぐし」を行いましょう。足を曲げる働きのある筋肉が固まったままの状態で、いきなりお尻の筋肉へアプローチするストレッチを行ってしまうと、股関節を痛める可能性があるため注意してください。
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- 1仰向けになり膝をたてる
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- 2肩幅の位置まで足を広げる
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- 3両足を左右に倒す
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- 425秒ほど左右に倒す動作を繰り返す
- 足を左右に倒すときは、膝が床に付かなくでも構いません。膝をしっかり曲げてお尻が浮かないようにしましょう。
大殿筋のストレッチ
大殿筋は、お尻の中でも一番大きな筋肉です。大殿筋をほぐすことで血行を促進させ、身体のだるさやむくみを解消していきます。
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- 1四つん這いの姿勢になるる
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- 2右足を前にだし、ゆっくり左側へスライドさせながら膝を倒していくる
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- 3左足をゆっくり後ろへ伸ばしていく
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- 4上体をゆっくり前に傾け、呼吸を止めず30秒~1分ほど伸ばす
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- 5反対側も同様に行う
- お尻の外側に効いていることを意識して行いましょう。
中殿筋のストレッチ
中殿筋は、大殿筋の下に存在する筋肉です。中殿筋をほぐすことで、姿勢の改善や腰痛の改善や「歩く・立つ」動作を楽にしてくれる効果も期待できるでしょう。
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- 1仰向けになる
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- 2左足を曲げ、右足の外側へ足を置き、クロスさせる
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- 3左足の膝に右手を添えて、ゆっくり右側へ倒し、30秒~1分ほど倒す
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- 4反対側も同様に行う
- お尻の上側に効いていることを意識して行いましょう。全ての動作を行う際、呼吸を止めないよう注意してください。
小殿筋のストレッチ
小殿筋をほぐすことで、腰痛や股関節痛の改善、血行促進による疲れや冷えの改善、足の外側の傷みや張りを改善する効果を期待できます。大殿筋ストレッチで紹介した方法と組み合わせて行うと効果的です。
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- 1上体を起こしたまま、足を前に出し座る
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- 2身体が倒れないよう、両手を後ろについて支える
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- 3左足を右足膝の外へ置き、クロスさせる
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- 4右手のひじをクロスさせた左足の膝へ置き、その上体で右膝を手で掴む
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- 5右ひじで左足の膝部分を押しながら、30秒ストレッチする
まとめ
お尻の筋肉は、部位ごとに異なった役割を持っています。それぞれの部位をまんべんなくほぐしていくことで、冷えや身体のだるさ、腰痛や肩こり改善に繋がるでしょう。ヒップアップにも効果的なので、ぜひチャレンジしてくださいね。
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