プラトニックとは?
プラトニック(Platonic)とは、性的な関係を持たず精神的な繋がりのみで成り立つことを指す言葉です。

プラトニックは主に恋愛に対して使われる言葉で、「プラトニックラブ」や「プラトニックな関係」という使い方をします。

プラトニックの語源はギリシャの哲学者プラトンです。プラトンは有名な同性愛者で、著書の中では自分の恋愛観を「恋愛は肉体関係ではなく精神的な繋がりが大切」と語っています。そのため、最初は同性愛に関する言葉でしたが、次第に男女の恋愛模様として当てはめられるようになり、現代では「純粋な関係」と意味されるようになったそうです。

では、プラトニックな関係を求める男性の心理とはどういったものなのでしょうか?今回はプラトニック・ラブに関することについて詳しく解説しています。

プラトニック・ラブの定義とは?

プラトニック・ラブとは、性的な繋がりを持たない恋愛関係のことをいいます。肉体関係を持てば、プラトニック・ラブとはいいません。肉体関係を持つ恋愛はロマンチック・ラブといいます。

プラトニックな関係は、肉体的繋がりがない代わりに精神的繋がりが重要となります。お互いに尊敬の念や誠実さ、深い配慮が2人を取り持つものなのです。ロマンチック・ラブに比べ関係が安定しやすいことが特徴で、互いに生きる喜びを感じさせてくれる関係となりえます。
プラトニックな関係を求める男性心理
  1. 純愛が先行している
  2. 男性がプラトニックな関係を求める理由は、性的快感よりも相手を大切にしたい気持ちが先行しているからだと考えられます。精神的に支えてもらっていたり人として尊敬できる部分が大きいと、親しくて大好きでもすぐには性行為の対象として見れない場合があるのです。
  3. 肉体関係が苦手
  4. 性的な欲求を感じていたとしても、他者と肉体関係を結ぶという行為に対して苦手意識を持つ男性も一定数存在しています。そういう感覚のある男性は、肉体的な繋がりよりもプラトニックな精神的繋がりを大切にしようとします。
  5. 精神的繋がり以上のものを求めていない
  6. アクセシュアルなどの性的指向のように、肉体の繋がりを全く求めていない人も中にはいます。性欲を感じることがない人は、精神的な繋がりによる愛のみを求め、プラトニックな関係になっていくようです。
  7. 理性を保っている
  8. 本当は好きな相手と肉体関係を結びたいという気持ちは持っているものの、相手に嫌われることを恐れて本心を出せていない場合もあります。あなたに対して誠実な気持ちで接してくれているのでしょう。
プラトニック・ラブのメリット
  1. 信頼関係を築ける
  2. プラトニック・ラブは、相手の性格や価値観、行動パターンなど内面を重視する付き合いになるため、問題やトラブルを性的な関係でうやむやにはしません。トラブルが起きてもその都度しっかり話し合って解決することができるため、信頼関係を築きやすいといえるでしょう。
  3. ストレスが減る
  4. プラトニックな関係では肉体関係に依存しないため、相手の感情や気持ちを性的欲求で満たすことはありません。性的な関係によるトラブルが少ない分、恋愛に関するストレスが減る傾向にあるとされています。
  5. 精神面の充実
  6. 精神的な繋がりが重要視されているプラトニックな恋愛では、肉体的な満足よりも「心の満足」を大切にしています。性的な欲求に左右されずに相手の素直な愛情や言葉を受け取れるため、精神面での安定・充実を図ることができるでしょう。
プラトニック・ラブのデメリット
  1. すれ違いが起きる可能性がある
  2. 片方がプラトニックな恋愛を求めていても、もう片方は肉体の繋がりがある関係を求めているということも十分ありえます。そうなると、気持ちのすれ違いが生じて満足できない関係になってしまいます。
  3. 子どもを授かるのが難しい
  4. 子どもを望めばプラトニックな関係の維持は難しくなります。性交渉をするのか、代理出産を頼むのかなどしっかり話し合いをする必要が出てくるでしょう。
プラトニックな関係を上手く保つコツ
  1. 境界線を維持する
  2. プラトニックな関係を続けるためには、それぞれの境界線を維持する努力が必要です。場合によっては、寝室を分ける、旅行先の部屋を別々にするなどお互いの生活範囲を分けることも考えられます。依存しすぎず、関係性を深めようと欲張らないことが大切です。
  3. 意思疎通をしっかりと
  4. 肉体関係に依存しない分、日頃からお互いの気持ちをしっかり伝えておくことが重要です。相手を不安にさせないようにコミュニケーションを取りつつ、ストレスをため込まないように意思表示をしましょう。肉体関係を求めるときが来たら、話し合う場を設けてからが良いでしょう。
  5. 信頼関係を築く
  6. お互いに大切な存在で居続けるためには、双方にとって一番の理解者でいることが大切です。マンネリ化を避けるために2人で一緒にいろいろなことを楽しむのも良いでしょう。小さなことを積み重ねて深い信頼を築いていきましょう。
プラトニック不倫とは?

プラトニック不倫とは、妻または夫以外の異性と肉体関係を持たずに男女の関係になることをいいます。

例えば、肉体関係は結んでいないが部屋にはよく行き、二人きりになる機会があるといった状況はプラトニック不倫といえるでしょう。いくらプラトニックな関係といえども、妻や夫にとって不快な関係として見えれば離婚もやむを得ないでしょう。

ただし、慰謝料については「肉体関係の有無」が判断基準となるため、不貞行為が認められなければ慰謝料は発生しません

プラトニック不倫でも慰謝料が発生する可能性があるとするなら、生活費を使い込まれていたり相手の家に入り浸って結婚生活が破綻していたり、プラトニック不倫相手が夫婦間の問題の原因になっている場合でしょう。
まとめ
精神的な繋がりを大切にするプラトニック・ラブには、信頼関係の構築や密接なコミュニケーションが大切です。肉体的な繋がりがない分、相手を不安な気持ちにしないためにもお互いにしっかり話し合う場を設けることが重要です。
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