セカンドパートナーとは、夫または妻のほかに恋愛関係がある人のことをいいます。
近年では、セカンドパートナーを持っている人のカミングアウトや理解を求める活動などが起き、婚姻関係の価値観を揺るがしています。
ただ、まだこの価値観を受け入れるかどうかは賛否両論。理解できない人も多いでしょう。そこで今回は、セカンドパートナーを持つ人の心理や不倫との違いについて深堀していきたいと思います。
では、一緒に見ていきましょう。
目次
- 不倫との違い
- プラトニック不倫との違い
セカンドパートナーと不倫の違いは肉体関係にあるかどうかという点にあります。
不倫は、不貞行為といって肉体関係を持つことが争点になります。そして、セカンドパートナーは体ではなく心の繋がりを重視した関係であり、夫・妻以上の良き理解者という立ち位置です。
プラトニック不倫とは、体の関係を持たない不倫のことをいいます。体の関係がないから不倫と言えないのでは?と思うかもしれませんが、ここで争点となるのは家庭の安寧を崩したかどうかにあります。
つまり、肉体関係がなくても、他の異性の家に入り浸ったり、家計を揺るがすことがあったりした場合は不倫として離婚協議の論点となるということです。
- ときめきが欲しい
- 理解者が欲しい
- 贈女性としての自信を取り戻したい
夫婦は家族としての生活が長くなると、恋愛初期のようなときめきは感じられなくなります。結婚する前は自由だった感情も結婚することによって制限され、恋愛が自由だったときの新鮮さとドキドキを味わいたいと思うのです。
夫婦間ですれ違いやどうしても理解し合えないところがあると、他の人に話を聞いてもらいたくなるものです。心の隙間を埋めるためのセカンドパートナーなのです。
夫に女性扱いされなくなったり、他の人が輝いている姿を見たりすると、自分にもそんな輝きがあることを再認識したいと思うことがあります。そんなときに恋愛感情を向けてくれる人がいれば、手っ取り早く自信を取り戻せるのです。
- 解放されたい
- 男性としてまた輝きたい
- 癒しが欲しい
結婚という縛りや仕事などからくるストレスから解放される目的でセカンドパートナーを求めることは少なくありません。不倫よりも安全に、でも少し後ろめたいことをするという行為によってストレス発散をするのです。
男性は多くの子孫を残せるような本能が備わっています。そのため、女性からちやほやされる喜びはいつまでも衰えません。肉体関係がなくても、妻以外の女性と深い関りを持つことで気持ちが満たされるのです。
妻からは得られない癒しを求めてセカンドパートナーを作る男性もいます。家庭内で起きた悩みや不安を妻に話せなかったり、妻が良き理解者でなかったりすれば、外に求めるしかないと考えるのです。
- 気持ちに余裕ができる
- 夫婦関係が良くなる
求めている関係が手に入れば、気持ちに余裕ができます。明るい気持ちになれたり、夫婦の関係を継続するための力になったりします。既婚者同士でセカンドパートナーになることも多く、その場合は夫婦間の悩みについていいアドバイスをもらえます。
セカンドパートナーに癒してもらうと、妻や夫への気持ちが変わることがあります。感謝の気持ちが芽生えたり、セックスレスが解消されたりと夫婦間のメリットにもなるのです。
- 夫婦間、子どもとの関係が悪くなる
- 肉体関係を持つ可能性がある
- 慰謝料を請求される可能性がある
セカンドパートナーについての理解が家族内で得られなければ、余計に家族の仲を悪化させる原因になります。不倫との違いを言及されても、肉体関係があるかどうかは、他者には判断のつかないことです。誤解されてしまうこともあります。
親しくなるほど肉体関係を結んでしまうリスクは上がります。体の関係ができてしまえば、それは不倫と変わりありません。
もしセカンドパートナーと肉体関係を持ってしまったり、家庭を省みていないと判断されたりすることがあれば、離婚協議で慰謝料を請求される可能性があります。
- マッチングアプリ
- 職場
マッチングアプリはセカンドパートナーを探すことに適した場所です。ただし、純粋にパートナーを求める人がいることもお忘れなく。
職場の人は時間や話、価値観が合いやすくセカンドパートナー相手としてとても適している人だといえます。まずは、ご飯にいく程度ならば夫や妻にも咎められることがないはずなので、少しづつ距離を縮めていきましょう。
- 周囲に話さない
- 相手に深入りしない
- 不倫と言われることを覚悟する
セカンドパートナーの存在は、まだまだ理解されがたいものです。周囲に話して理解を得られなかったり、誤解が広まったりすると立場が危うくなります。
セカンドパートナーは一歩間違えれば、立派な不倫です。一番の理解者となってしまえば、肉体関係を結ぶことも十分にあり得ます。自分の首を占めるだけなので、極力深入りすることは避けるようにしましょう。
肉体関係がなければ不倫にはなりませんが、プラトニック不倫だと思われれば離婚の争点になります。そのリスクがあることを重々承知しておきましょう。
- セカンドパートナーの存在を認めない
- 夫婦仲の改善をはかる
ただ認めないだけで何が変わるのかと思うかもしれません。しかし、セカンドパートナーを認めないということは、次にセカンドパートナーと合えば不倫とみなすという宣言でもあります。宣言を相手が受け止めた上でまだ交流を続けるのであれば、家庭を脅かした(プラトニック不倫)として相手を問い詰めることができます。相手にはセカンドパートナーを不倫とみなす旨を伝えておきましょう。
夫婦間に問題があって外に癒しを求めている場合、むやみに問い詰めてもセカンドパートナーとの仲を深めるだけです。怒鳴らず、冷静に話し合いの場を設けるようにしましょう。
セカンドパートナーについての意見は未だ賛否両論です。家庭を崩さないことが前提とはいえ、自分以外の人がどんな判断をしてどんなことに巻き込まれるかは分かりません。セカンドパートナーを作るときは慎重な判断が必要になるでしょう。