未練(みれん)とは、諦めきれないことを指す言葉です。未練の使い方の例を見てみましょう。
- 未練が残っている
- 未練がましい
好きな気持ちや心残りがあり、諦めきれないことを指します。たとえば、恋人と別れたのに吹っ切れていないときに「恋人に対してまだ未練が残っている」と使います。
未練がましいとは、すでに終わってしまったことなのに、いつまでも気持ち引きずっていることをいいます。「いつまでも同じことを繰り返すなんて、未練がましいよ!」というふうに使います。
未練は断ち切った方が楽になるとは分かっていても、なかなか上手くいかないものですよね。なぜ未練がましくなってしまうのか…。
ということで今回は、未練がましい人の特徴や未練の断ち切り方について解説していきます。では、詳しく見ていきましょう!
目次
◆0~1つ 未練度10%
あなたは元恋人に対し、未練はあまりないようですね。時々思い出すこともあるかもしれませんが、良い思い出として前を向けているようです。このままあなたらしく前に進んでいってください。
◆2~4つ 未練度30%
もしかしたらまだ少し、元恋人を引きずっているのではないでしょうか?ふと思い出して悲しい気持ちになることもあるかもしれません。時間が経つにつれて、その気持ちもやがて落ち着いてくるでしょう。
◆5~7つ 未練度60%
元恋人にまだまだ未練が残っているようです。頻繁に思い出して忘れられずに苦しんでいるかもしれませんが、別れて日が浅いうちは忘れることは難しいでしょう。趣味や好きなことに没頭したり、時間をかけたりして忘れていく必要があります。
◆8~10つ 未練度90%
あなたは今、元恋人との別れを悲しんでいる最中のようです。忘れたくても忘れられないのですね。人をこんなに愛したあなたはとても素敵な人です。ゆっくりでいいので、少しずつ前を向いて進んでいきましょう。
- 過去のことを何度も言い続ける
- 思い出を見返す
- 新しいことに踏み出せない
未練がましい人の特徴として、過去に起きたことを繰り返し言い続ける傾向があります。例えば、「あの人がまだ好き」「あの人以上に気が合う人はいない」など、終わった出来事を何度も思い出して口にするのです。
未練がましい人は、過去の思い出を何度も見返します。元恋人とのアルバムや過去にやり取りしたメッセージを消せず、定期的に見返してしまうのです。
未練がましい人は、過去を思い出して新しいことに踏み出せません。新しいことに無理にでも挑戦すれば、多少は気が晴れるのですが、ずっと過去に留まって新しいことに手が付けられないのです。
- 過去を美化しているから
- 変化が怖いから
- 納得していないから
- 正当化したいから
付き合っていたときは喧嘩ばかりだったのに、いざ別れてしまうと未練が残ってしまう…といった経験はありませんか?なぜなら、人は思い出や過去を美化したり、良いところだけを切り取って覚えてしまうことが多いのです。良い思い出はポジティブ思考になるために必要ですが、過去に戻りたいと思うほどの思い出は気分を落ち込ませてしまいます。
慣れ親しんだ環境から新しいまっさらな環境へ進むのは、誰しもが不安を抱えるものです。未練が残ってしまうのも、過去を振り切って新しいことにチャレンジするのは、勇気がいるからでしょう。環境の変化は人によって大きなストレスにもなるので、仕方がないことと割り切る気持ちも大切です。
どうしても未練が残ってしまうのは、起きたことに納得できていないかもしれません。たとえば、一方的に振られたら理由が分からないままモヤモヤが残ってしまいます。気持ちを全部吐き出したり、満足いくまで行動できていないと未練が残りやすいでしょう。
過去の自分の行いは間違っていなかったと正当化すると未練が残ってしまうことがあります。正しい正しくないにこだわりすぎて、そのことを忘れられなくなってしまうのです。
- とことん悲しむ
- 状況を客観視する
- 思い出の物を全て捨てる
- とりあえず出かけてみる
感情を抑え込んでしまうと、人はより鮮明に未練を感じてしまうものです。もし未練を断ち切りたいと考えているのであれば、そのとき感じた感情を抑え込まず、とことん悲しむようにしてみてください。気持ちを発散することで、スッキリと前を向けるようになるでしょう。
今起きている状況を客観視してみましょう。未練が残っている理由は何なのか、事実だけを並べて状況を整理してみてください。1人で考え込んでしまうと思考が散らかる可能性もあるため、誰かに話してみると良いでしょう。
思い出のものが手元にあったら、目に入るたびに思い出してしまうものです。悲しい気持ちがよみがえって、どうしても未練がましくなってしまいます。思い出の物や過去のメッセージは、思い切って捨てるとだんだんと気持ちを思い出さなくなります。
乗り気ではなくても、新しい何かを求めることで気力が湧いてくるものです。恋愛の悲しみは、新しい恋で癒されることもあるでしょう。気分転換に出掛けるだけでも気持ちが晴れるものなので、理由を付けて外に出るようにしてみてください。
もしあなたが繰り返し何度も同じことを考えているなら、前を向くためにきっぱりと断ち切るべきだといえます。ですが、未練を糧に進めるなら状況なら別です。あなたにとって、よりよい未来に進むための良い後押しになることもあるので、その場合は無理に断ち切らなくても良いでしょう。
たとえば、未練や振られた理由をしっかり受け止めて、自分磨きのために役立てられているなら、無理に断ち切らなくても大丈夫です。また、別れ話や失敗談をネタできるのであれば、なお問題ないでしょう。恋愛相談ユーチューバーのように、ネタにしているうちに完全に吹っ切れることもあるので、無理に忘れようとしなくても良いのです。
未練を抱えたまま過ごすのは、誰にとっても苦しいものです。悲しい気持ちを抑え込むと未練が残ってしまうので、感情はしっかり発散しましょう。あなたが未練を断ち切り新しい一歩を歩めるよう、応援しています。