温活とは?
温活とは、基礎体温を上げるために体を温める取り組みのことをいいます。

本来、人には体温調節機能が備わっていますが、空調設備が完備された現在では、自分で体温を調整する必要性が減ってしまったため、昔に比べて平均体温が下がっているといわれています。

体温が下がるとからだ本来の機能が弱ってしまい、不調を感じやすくなるため、温活で体を温める必要があるのです。

今回は温活のメリットや効果的な方法をご説明していますので、一緒に見ていきましょう!

温活のメリット
  1. 免疫力アップ
  2. 体温が上がると細胞が活性化して免疫力が上がるといわれています。病気の時に発熱する機能も同じ原理です。反対に、体が冷えると免疫力が下がるので、今よりも体温を下げないことが健康の第一歩と言えるでしょう。
  3. むくみ解消
  4. 体が冷えることで血液の流れが悪くなります。血行が悪くなると老廃物が排出されにくくなってしまい、むくみに繋がります。温活を行い血流を促進させることは、老廃物の排出をサポートすると共にむくみの解消にも効果的なのです。
  5. 不眠解消
  6. 人は体内の熱を手足から放出することで、体内と大概の体温の差を作り深い眠りに入るそうです。寝ている人の体温って高く感じますよね。それは、体内の熱が外に出ているからなのです。入眠時冷えている状態だとこの差を作れないた睡眠の質が悪くなります。温活は不眠にも効果的ということですね。
  7. 活力アップ
  8. 体温が下がり体が冷えると体の中の不要なものを体外へ排出できず、体のだるくなるといいます。体温を上げることは不調を和らげるだけではなく、気分も前向きになるので活力アップにも良いということです。
温活方法① 下半身

顔はほてっているのに手足が冷たいのは、体の中は冷えているというサインです。「下半身は暖かく、上半身は涼しい状態」が理想とされているので、まずは下半身をメインに温めていきましょう。
  1. 靴下
  2. 足元を温めてくれる靴下は、手軽に取り入れられる温活の1つです。ストッキングを履いているときや、夏場でも冷えやすい人は靴下を活用しましょう。どうしても冷える人は、ヒートテック靴下や靴下に貼る「靴下カイロ」を取り入れることで効果を高めることができます。
  3. 足先運動
  4. 着こんでいてもつま先の冷えが気になるなら、座ったままできる足先運動が効果的です。椅子に座ったまま「つま先立ち・元に戻す」を繰り返します。往復5回ほど行うと血流が良くなり温まるので、ぜひ試してみてください。
温活方法② 上半身

上半身の冷えは、重ね着やポイントを温めることで改善します。
  1. 重ね着
  2. 重ね着をするときは、空気の層を作ることに意識しましょう。優しくフィットするインナーを下に着て、上に重ねる服はゆとりをプラスしていくと空気の層ができて温かさを保ってくれます。冬でも汗をかきます。汗をそのままにすると冷えの原因になるためインナーは必ず着用しましょう。保温や吸水に優れたシルク製のものがおすすめです。
  3. 首には太い動脈が通っているので、首を温めると全身を効率的に温めることができます。タートルネックやマフラーで首元をカバーしましょう。首のすぐ下の部分にカイロを貼るとより効果的です。他にも、手首や足首、ウエスト付近の腰首と”首”のつくところはすべて、温めると効率的に温かくなれる箇所です。手袋や腹巻を取り入れてみてください。
温活方法③ バスタイム

冷えを根本から解決したいのであれば、湯舟が最適です。程よい温度でゆっくりと体の芯まで温めるイメージで入浴するとしっかりと効果を得ることができます。熱めのお湯で一気に温めるのは、すぐに体が冷えてしまうのでNGです。

お風呂効果はすぐには分からないかもしれませんが、継続することで必ず効果を実感できます。また、お風呂上りは体温を逃さないようにしっかり着こんでくださいね。
温活方法④ 睡眠

質の良い睡眠は血流を促進させるため、冷え対策にも効果的です。就寝時は体を締め付けるものは避け、凹凸の少ないものを選びましょう。天然素材で肌触りの良いものだと、睡眠の質をあげることができます。

冷えて寝つきが悪いときは湯たんぽや靴下を取り入れるとさらに効果的です。また、就寝時の暖房は温まりすぎたり、乾燥のもとになるのでタイマー設定しておきましょう。
温活方法⑤ 体づくり

デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなり体も冷えやすくなります。基礎代謝も落ちてしまうので、空き時間に軽いストレッチや運動を取り入れましょう。筋肉が増えると血液が促進され、体も温まりやすくなります。

運動が苦手な人は、良い姿勢を保つだけでも筋トレになります。少し余裕があれば、片足立ちを10秒するだけでもインナーマッスルにアプローチできます。給湯室などでこっそりできるので、手軽に取り入れられるのも嬉しいですね。
温活方法⑥ 食べもの

  1. 白湯
  2. 温かくて体内の巡りを邪魔しない白湯は、朝の体温上昇にとても効果的です。朝一の飲食がその日の体内のバランスを調整すると言われているので、白湯を飲むなら起きてすぐがおすすめです。さらに効果を高めたいときはしょうが、はちみつ、シナモン、梅干し、黒糖を足してみてください。ちなみに白湯とは、一度沸騰させてから飲めるくらいにひやしたもののことをいいます。沸騰させるのを忘れずに。
  3. 具だくさんスープ
  4. 温かい味噌汁やスープは体を温めるには最適な食べものです。具が多いほど栄養価や栄養バランスが良くなり、体温が上昇しやすくなります。生野菜で食べると体を冷やすことになるため、茹でたりレンジで温めて食べるようにしてみてください。さらに効果を上げたいときは生姜やねぎを入れると効果が高まります。
まとめ
体の冷えは、さまざまな不調に繋がります。温活で体を温めることで血流を促進させ、むくみや疲労感などを改善させ活力アップに繋がるでしょう。毎日を快適に過ごすための温活方法をぜひ取り入れてみてください。
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