共依存恋愛とは?
共依存恋愛とは、カップル間でお互いに依存し合う恋愛のことです。

共依存恋愛をしているカップルは、精神的に不安定な状況でも、その人以外は考えられないという思いが強くなります。

共依存恋愛に陥ったカップルの結末は、あまり良いイメージを持たない方も多いかと思います。実際に共依存カップルは、どのような展開を迎えていくのでしょうか。

今回は、共依存カップルの特徴や克服方法について解説していきますので、一緒に見ていきましょう。

共依存恋愛カップルの特徴
  1. 現恋人から離れられない
  2. 共依存恋愛をしているときは「その人しか見えない」という状態になります。いわば視野が狭い状態のため、今の恋人以外との付き合いを考えられず、より今の恋人に依存していきます。

  3. いつでも恋人が最優先
  4. 共依存に陥っているカップルは、友人同士の約束があっても、恋人の予定を優先する傾向にあります。自分で決断しなければならないことも、恋人の意見を最優先にしなければならず、一人で行動できなくなってしまうのです。

  5. 衝突が絶えないけど別れない
  6. お互いに共依存関係になっていると、派手な喧嘩や暴力があっても、その人から離れることが出来ません。その人しか自分にはいないと思っているため、喧嘩してもそれは絆を深めるために必要なことだと思い込んでしまうのです。

  7. 恋人がいないと不安になる
  8. 24時間、365日恋人が一緒にいないと、不安になってしまうのも、共依存恋愛の特徴です。一人でいるときや友人と遊んでいるときも、恋人が気になって仕方がない状況になってしまいます。

  9. 第三者の意見が届かない
  10. 共依存恋愛中のカップルは、第三者から「別れた方がいい」「それは依存だよ」といわれても、受け入れようとしません。恋人が世界の全てになっているので、周囲の意見になかなか納得できないのでしょう。

【診断】共依存恋愛度をチェック
以下の項目に当てはまるものがあるかチェックしてください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

●0~2個 依存度10% 正常値
あなたの共依存度は正常値です。恋人と良い関係性を保てているのではないでしょうか。もし、共依存恋愛になる可能性がありそうなのであれば、今の関係を維持できるよう気を付けていきましょう。

●3~8個 依存度50% 依存率高め
依存率はやや高めです。恋人と離れると不安を感じる場合は、趣味や友達との付き合いに没頭してみるなど、気持ちを分散させる方法を見つけて共依存を避けましょう。

●9~12個 依存度90% 危険値
すでに共依存恋愛になっている状態です。喧嘩が多いことに疲弊していても、なぜか離れられないと感じているのではないでしょうか?出来るなら、一度お互いに距離を取り、第三者の意見を聞いてみると良いでしょう。

共依存恋愛になる原因
  1. 愛情を感じることが少なかった
  2. 本来は、幼少期に親の愛情を感じることで、少しずつ自立した人格を形成していくものです。しかし、幼少期に親の愛情不足だった場合、大人になっても自分の存在価値を見出せずに共依存関係を築くことがあります。

  3. 自分に自信がない
  4. 自分に自信がないことも、共依存恋愛になる原因となります。自分では自分の価値をしっかり認識できないため、他者の言動に依存して存在意義を見出そうとすることがあります。

  5. 家族の影響
  6. 共依存恋愛になる人の精神状態は、家族との関係性が影響していることがあります。家族とのコミュニケーションが上手くいかないと、愛情不足や平均的な人間関係の在り方が分からないまま、恋愛に向き合うことになります。そのため、共依存の関係が通常の恋愛だと思って、過酷な関係性でも続けてしまうのです。

共依存恋愛になる危険性と末路
  1. 傷つけ合いボロボロになる
  2. 共依存恋愛は「これだけしたから相手にもして欲しい」という、見返りの気持ちが大きくなっていきます。欲求は絶えず大きくなっていき、次第に「なぜ返してくれないのか」と不満を言って傷つけ合い、心身共にボロボロになってしまうでしょう。

  3. いきなり破局する可能性がある
  4. 共依存恋愛では「相手に求められている」ということが自分の存在意義になっていきます。そのため、恋人が自分に興味がないと感じたら、すぐに気持ちが揺らいでスピード破局するケースもあります。

  5. 極端な選択をする可能性がある
  6. 共依存恋愛が長く続くと、生命の維持に関わる危険な選択をしてしまう可能性が出てきます。相手が世界の全てになっているため、恋人という存在が揺らぐことで自分の存在も揺らぎ、死を選ぼうとしてしまうことがあるのです。

  7. いい恋愛のチャンスを逃す
  8. 恋人しか見えていないため、第三者が助言しても聞く耳を持ちません。そして、いい恋愛のチャンスがあっても気が付かず、共依存恋愛を続けて精神的にも肉体的にも疲弊してしまうことがあります。

「好き」と「依存」の違いとは?
  1. コントロールするかしないか
  2. 「好き」という感情だけでは、相手のことをコントロールしようとは思いません。そのため、恋人の言動をコントロールしたいと感じたときのその感情は「依存」だと考えられます。

  3. 自立できるかできないか
  4. 「好き」の感情だけなら、自立して尊重し合える関係を築き、相手に寄りかかることはありません。自分が相手の気持ちや意見に頼らなくても立てるのであれば、依存ではないでしょう。しかし「依存」は、相手に身も心も全てを任せます。

共依存恋愛から抜け出す方法
  1. メリット・デメリットを書き出す
  2. 共依存恋愛に深く陥っている場合、自分で気が付くことは難しいでしょう。そのためもし、今の関係性に少しでも疑問を持ち始めたら、まずは恋人と一緒にいるメリット・デメリットを書き出してみてください。客観的に2人の関係性を見ることで、気づくことがあるかもしれません。

  3. 今の関係になった原因を理解する
  4. 共依存恋愛になってしまった原因は何か、自分の中で原因となる出来事を探ってみてください。自分と向き合うことで、共依存関係をやめるキッカケが見つかるかもしれません。

  5. 無理やり離れる
  6. 共依存恋愛は、相手と少しでも離れたら不安になる傾向があります。自立した関係を築くために、無理をしてでも一人の時間を増やしてみてください。恋人から物理的に離れる時間を作ることで、自立できたり新しい恋を見つけられたりするかもしれません。

まとめ

相手のことを大切にできる関係性は素敵ですが、お互いに依存し傷つけ合う「共依存恋愛」の関係は、幸せな恋愛とは呼べません。

共依存が進むと心身共に疲弊してしまう可能性もあるため、恋人との関係に少しでも疑念を持つ人は、自分自身と向き合い、恋人との関係性を見つめ直してみましょう。

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