ドラァグクイーンとは?
ドラァグクイーンとは、派手なメイクと女装によって「膨張した女性像」を表現する男性パフォーマーのことをいいます。

「ドラァグ」とは英語で「裾を引く」という意味です。基本的には「男性が女装を行ったもの」をドラァグクイーンと呼びますが、女性でもパフォーマンスは可能です。

一見、女性に見間違えてしまうほどの魅力的な外見と仕草が魅力的なドラァグクイーンは、男女ともに高い人気があります。派手なメイクと衣装が特徴的なので、日本のメディアで取り上げられているのを覚えている人も多いのではないでしょうか。ドラァグクイーンのメイク動画やインタビュー動画なども最近はたくさん見られるようになりました。

今回は、そんな人気のドラァグクイーンについて詳しく見ていきましょう!

ドラァグクイーンはみんなゲイ?
  1. ゲイとの関係性
  2. ドラァグクイーンはゲイコミュニティーによって生まれたパフォーマンスなので、必然的にゲイ男性が多くはなりますが、現代において性別はあまり関係ありません。とはいえ、ゲイコミュニティが発祥のため、ゲイクラブなどでのパフォーマンスが多い傾向にあります。
  3. トランスヴェスタイトとの関係性
  4. トランスヴェスタイトとは、法律上の性別とその性別に世間が求める印象とは異なる言動・装いをする人々を指しています。しかし、ドラァグ7クイーンになろうと思うきっかけは性へのこだわりではなく、ドラァグクイーンというもののイメージ自体に憧れがあるという人のほうが多いそうです。
ドラァグクイーンの種類
  1. キャンプ
  2. 人々への皮肉や意見を芸術表現の1つとして取り入れているドラァグクイーンのことを「キャンプクイーン」といいます。独特のユーモアと突飛したセンスを使用し、わざと挑発的なパフォーマンスを取りますが、笑いに変える力はキャンプクイーンならではの魅力でしょう。
  3. フィッシュ
  4. 一見女性に見間違えてしまうほどの魅力を持つドラァグクイーンを「フィッシュクイーン」と呼びます。フェミニンないで立ちが印象で、理想の女性像に近づくためにボディメイクや表情、メイクなど細部にこだわりを持っています。
  5. パージェント
  6. フィッシュクイーンと似て非なる「パージェントクイーン」は、より洗練された女性像を演出するドラァグクイーンのことです。パージェントには女性性として課されている基準があり、その基準に合わせてパフォーマンスをします。さまざまな大会に出場し理想の女性像を追い求めているのです。
  7. アンドロジニー
  8. 女性性と男性性の特徴を活かし、それを「自分らしさ」として表現するドラァグクイーンを「アンドロジニー」と呼んでいます。例えば、女性らしいいで立ちなのに胸毛や体毛を生やしているなど、独特な印象を受けることも多いでしょう。
ドラァグクイーン関連用語
  1. リップシンク
  2. メロディに合わせて口パクで歌うことを「リップシンク」といいます。ドラァグクイーンのパフォーマンスのひとつであるダンスは、有名な歌手の曲を取り入れることが多く、よくリップシンクを見かけます。自分が思う女性性を曲に乗せて自由に表現できる方法として取り入れられています。
  3. デスドロップ
  4. ドラァグクイーンのパフォーマンスで良く見かける「片脚を伸ばして背中から床に倒れる」シーンのことを「デスドロップ」といいます。前から撃たれたときに倒れる光景に似ていることから「デス」と名前がついていますが、正確にはマカエラディップというダンスの技法です。パフォーマンスの最大の見せ場で取り入れることも多く、これを見るためにショーを見に来る方も多いようです。
ドラァグクイーンにはどこで会える?
  1. ライブハウス/バー
  2. 日本にも浸透してきたドラァグクイーンは、ライブハウスや専門のバーで出会うことが出来ます。ショーやイベントを開催しているところもあり、大々的に告知していることも多いでしょう。気になる方はイベント情報を確認してみてください。
  3. 動画サイト
  4. 現在では、ドラァグクイーンの存在も一般的に認知されるようになり、YouTubeでのメイク講座やメイキング映像、ドラァグクイーンの映画やリアリティーショーがNetflixでも見れるようになりました。興味のある方はぜひ検索してみてください。
まとめ
多様性が求められる時代になり、性別に関係なく「自分を表現できる方法」が取り入れられるようになりました。ドラァグクイーンもその1つで、今では男女共に高い人気を誇っています。あなたもぜひ、ドラァグクイーンの世界を覗いてみてください。
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