サシェとは?

サシェとは、フランス語で乾燥させた花やハーブ、香料を入れた小さな袋のことです。日本では「匂い袋」や「香り袋」などと呼ばれています。

小さな小袋に乾燥させたハーブや花を入れて香りを楽しむサシェですが、その他にもキャンドル素材の板状にしたワックスに、香りと草花をくわえたものを指している場合もあります。

色々な形のサシェがありますが、自然の優しい香りを楽しむという用途は変わらないようですね。今回はサシェについてご説明していますので、詳しく見ていきましょう。


サシェの種類

  1. ワックスタイプ
  2. キャンドル素材のワックスに、花やハーブの香りを付けた板状の「ワックスサシェ」というものがあります。乾燥した草花を加え、見た目もかわいらしく彩られているので、SNSでも見かけるシーンが多いでしょう。香りを楽しむだけではなく、インテリアとしても楽しめるサシェです。

  3. 袋タイプ
  4. サシェというと、袋タイプのものを思い浮かべる方も多いでしょう。一般的なタイプのサシェで、巾着型の小袋にドライフラワーやポプリ、ハーブを入れて香りを楽しみます。麻の巾着袋がメジャーですが、和紙などを使ってオリジナルデザインの巾着を手作りする方も多いようです。

  5. ペーパータイプ
  6. 短冊形の紙に香りを付けた、ペーパータイプのサシェもあります。場所を取らないため、車やクローゼットなど狭い場所にフレグランスとして使用する方が多いようです。お財布やスマホケース、バッグに忍ばせたり、手紙や名刺入れなどに入れるなど、さまざまな活用方法があります。

サシェの魅力・メリットとは?
  1. さりげない香り
  2. 天然のハーブや草花を使用しているため、さりげない香りが特徴のサシェは、芳香剤が苦手な方にもおすすめです。香水やルームフレグランスと異なり、さりげなく香るので寝室や枕元に置く方も多いでしょう。優しい香りでリラックス効果を得られるアイテムでもあります。

  3. 長時間匂いが持続する
  4. サシェは天然のハーブや乾燥した草花に香りを付けたものです。自然で優しい香りが長く続き、香りが弱くなってきたら中身を交換できるため、繰り返しやさしい香りを楽しむことができます。長く香りを楽しめるのも、サシェの魅力の1つなのでしょう。

  5. 見た目がオシャレ
  6. サシェは袋タイプのものや板状のもの、ペーパータイプなど見た目もおしゃれで可愛いものが多いです。SNSでも見かけるワックスサシェは、ドライフラワーやハーブを閉じ込めた見た目が人気を集めています。フレグランスだけではなく、インテリアとして楽しめるのもサシェのポイントでしょう。

  7. 小さくて飾りやすい
  8. サシェにはさまざまなタイプがありますが、どれも手の平に納まる大きさのため、小さく飾りやすいのも魅力の1つです。ルームフレグランスだけではなく、カバンやお財布の中に忍ばせておけるくらいのコンパクトさも、サシェの特徴なのです。

サシェを選ぶときのポイント
  1. 用途に応じて選ぶ
  2. サシェは小さく飾る場所も選びません。持ち運びもできるので、用途に応じて選ぶのも良いでしょう。例えば、袋タイプのサシェはインテリアも兼ねて寝室やお部屋に置くのも素敵ですね。ワックスタイプやシートタイプのサシェはカバンや名刺入れの中に忍ばせて、香りを楽しむのもおすすめです。

  3. デザインを見て選ぶ
  4. サシェは天然のドライフラワーやハーブを使用しているので、見た目の可愛らしいデザインが魅力の1つです。草花だけではなくドライフルーツをあしらったポップなタイプもあるので、ぜひお気に入りのサシェを見つけてみてください。

  5. 効能で選ぶ
  6. サシェにはさまざまな香りがあるため、効能で選ぶのもおすすめです。リラックスしたいときはラベンダーなどのアロマをチョイスしてみたり、スッキリとした空間を演出したいときは柑橘系、ペパーミントやシトラスは虫よけ効果を期待できます。

サシェの飾り方

  1. 玄関に飾る
  2. お部屋の形によっては玄関が狭いケースもあり、ディフューザーを置けないケースもあるでしょう。ですが、サシェは置く場所を選ばない小ささなので、紐が付いているタイプならドアノブや玄関に吊り下げることもできます。

  3. インテリアにする
  4. サシェは天然の草花をあしらったものやドライフルーツを使ったポップな見た目のタイプなど、デザインも豊富です。香りのついていないサシェもあるので、見た目が好みの物を選べばインテリアとして飾っても可愛いですね。

  5. 衣類と一緒に掛ける
  6. サシェはやさしい香りが特徴です。強い香りが苦手だけど良い香りに包まれたい方は、クローゼットに吊るすのもおすすめです。洋服や小物など、衣類に香りづけをしたいときにも使えます。ハンガーに洋服と一緒に掛けると半日ほどでしっかりにおいがつくので、ぜひ試してみてください。

  7. 鞄に入れて持ち歩く
  8. サシェは持ち運びができる小ささも魅力の1つです。インテリアやルームフレグランスだけではなく、外出時のリフレッシュ用として持ち歩くのも素敵ですね。持ち運ぶときはキャンドルタイプではなく、ペーパータイプか袋タイプが持ち運びやすくておすすめです。また、カバンやポーチに入れると匂いが広がらず、自分だけの香りを楽しめます。

サシェを扱うときのコツ
  1. 香りを長持ちさせるコツ
  2. 使用環境にもよりますが、サシェの香りはおよそ1~3ヶ月程度続きます。広い空間に置くと早く匂いが分散してしまうため、長く香りを楽しみたいときはクローゼットや車の中など、狭い空間で使うと長持ちします。

  3. 匂いがなくなったときの扱い方
  4. 袋タイプのサシェの場合、中身を入れ替えることで新しい香りを楽しめます。また、キャンドルタイプのサシェは内側に匂いが残っているため、匂いがしなくなったら削ったり砕いてみてください。砕いたものは密封されない袋やボックスに入れると、再度香りを楽しめます。

サシェの作り方

市販のサシェも可愛いですが、お気に入りの布や香りでオリジナルサシェを作ってみませんか?材料が揃えば簡単に作れるので、ぜひチャレンジしてみてください。

今回は袋タイプとキャンドルタイプの作り方を紹介します。

  1. 袋タイプ
  2. ◆用意するもの

     ・ 網目の荒い小さめの袋
     ・ 巾着、布
     ・ リボン、紐
     ・ ドライハーブ



    手順1.


    100円均一などで売ってるお茶パックなどの不織布に、お気に入りの香りのハーブを詰めます。複数のハーブを組み合わせると、オリジナルの香りを楽しめるのでおすすめです。



    手順2.


    正方形の型紙を作り、お好みの布を用意して型紙に沿って切っていきます。切った布を袋状に縫うとサシェの袋が完成しますが、裁縫が苦手な場合はお好きな小さい袋を用意してください。



    手順3.


    袋にハーブを入れた不織布を入れます。袋の口をリボンで結んだら完成です!

  3. キャンドルタイプ
  4. ◆用意するもの

     ・ キャンドル
     ・ 紙コップ
     ・ 割りばし
     ・ 電子レンジ
     ・ アロマオイル
     ・ 型
     ・ 飾り用ドライフラワー
     ・ ストロー
    (半分くらいの長さに切ったもの)
     ・ リボン/麻紐



    手順1.


    一般的な白いろうそくを用意し、紐や金具をすべて外します。紙コップにキャンドルを入れて電子レンジで様子を見ながら加熱していきましょう。数秒づつ様子を見ながら、全て溶けるまで加熱してください。



    手順2.


    キャンドルが全て溶けたら、お気に入りのアロマオイルを入れて香り付けしていきます。アロマオイルを数滴垂らしたら、全体が混ざるようにかき混ぜてください。



    手順3.


    キャンドルが固まらないうちに、お好きな型に流し入れましょう。ドライフラワーやハーブ、ドライフルーツなどお好きなもので飾りつけをしていきます。



    手順4.


    キャンドルが固まらないうちに、リボンを通す穴を作ります。ストローを差し込み、小さな穴を作りましょう。キャンドルが固まるまで差し込んだままにしておきます。



    手順5.


    キャンドルが固まったら、差し込んだままのストローをそっと取り外します。型からサシェを取り出し、リボンを通したら完成です!

まとめ

フレグランスだけではなく、インテリアとしてもピッタリなサシェ。やさしい香りが長続きするので、リラックス効果も得られますよ。こちらの記事では作り方もご紹介しているので、ぜひオリジナルのサシェを作ってみてください。

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