ネトストとは?

ネトストとは、特定の人に対してSNS上でストーキングすることをいいます。

ネトストをする人の中には、プライベートの交友関係や住所などのプライバシーに関わる情報を突き止める人がいて、犯罪に発展するケースもあります。

しかし、気になる人のSNS投稿が気になってつい見てしまうという人は多いのではないでしょうか。果たして自分の行為や人からの行為はネトストに当たるのか、気になりますよね。

ということで今回は、ネトストの行動の特徴や心理、対処法について詳しく解説していきます。では一緒に見ていきましょう。


ネトストに該当する行為

  1. 個人情報を探る
  2. 相手のSNS投稿から予測し、個人情報を探る行為はネトストに該当します。着ている洋服の特定や、住んでいる部屋の間取りから住所を特定することもあるでしょう。中には特定するだけに収まらず、これらの情報をネット上で拡散させる人もいます。

  3. 行動範囲を探る
  4. SNSで知った情報を元に行動範囲を割り出し、おおよその住所を把握する行為もネトストに該当します。実際に家のある付近まで行き、最寄駅やスーパーで対象者を見つけた後、家までつけるというケースもあります。

  5. コメントやDMをたくさん送る
  6. SNSに投稿されてからすぐに毎回コメントを送るのもネトストに該当する場合があります。

    たまたまだったり、毎回ではなかったりするのであれば、すぐにコメントをつける行為はネトストにはなりません。ネトストは、常にSNSを通して動向を監視し、DMをしたりよりプライベートな内容を聞き出そうとします。

  7. 別垢で接触してくる
  8. ネトストする人は、自分の情報がバレることを嫌がります。そのため自分の情報をあまり載せていない別垢で接触してくることがあります。

    また、ブロックされたことを考え、複数アカウントを所持している人もいます。アカウントを使い分け、なりすましや誹謗中傷に発展することもあります。

  9. 現実でも付きまとう
  10. ネトストは、大まかな住所や行動範囲から相手の居場所を特定し、家までつけることもあります。ネトストだけではなく、現実でも付きまとうのは間違いなく犯罪に当たる行為です。

ネトストをする心理とは?

  1. 執着心
  2. 好きな相手を手に入れたい気持ちは多くの人が抱く感情ではありますが、ネトストをする人はより強い執着心を持っています。その執着心を相手への「愛」だと思い込み、ネトストしてしまうのです。

  3. 優越感を得たい
  4. ネトストをする人はプライドが高いといわれています。他のフォロワーが知らない情報を自分だけは知っているという状況に、優越感を感じるのです。

  5. 暇つぶし
  6. 趣味やプライベートで他者との交流がなく、時間を持て余しているという人は、ネトストに没頭してしまうことがあります。いわゆる「遊び感覚」で、どこまで情報を得られるかを試して楽しんでいるのです。

  7. 嫉妬心
  8. ネトストをする人は嫉妬心が強く「他の人に取られたくない」「自分だけが秘密を知っていたい」という気持ちを持っているばあいがあります。知らない人と仲良くしているシーンを見ると嫉妬心に駆られて、ネトストが悪化することもあるでしょう。

ネトストされているときの対処法

  1. ネトストされている証拠の確保
  2. まずは、ネトストされている事が分かるような画像やスクリーンショットを撮っておきましょう。画像を撮って保存しておくとそれが証拠になります。

    投稿がすぐに消される場合もあるため、発見したらすぐさま記録に残しておくと良いでしょう。あまりにしつこい場合、ストーカー法が適応されるケースもあります。

  3. アカウントの停止・非公開設定
  4. これ以上の情報流出を防ぐため、運用しているアカウントの停止または非公開設定を行いましょう。ブロックも効果的です。ネトストが酷い場合は、アカウントごと削除する必要もあります。

  5. 運営会社に通報
  6. ネトストの被害に遭った場合は、必ず運営会社に通報しましょう。相手のアカウント名を伝えることで利用制限がかけられる場合もあります。

  7. 実害がある場合は弁護士・警察に相談
  8. SNSだけではなく、現実でもストーカー被害が発生している場合は、すぐさま弁護士や警察に相談してください。その際はストーカーの証拠が必要なので、証拠を確保できるようであれば記録を残しておきましょう。

ネトストされているときの対処法

  1. すべてのSNSから一時的に離れる
  2. 気が付かないうちに、自分の行為がネトストになっている場合もあります。もし自分の行動がネトストに当てはまるのであれば、行動がエスカレートして取り返しがつかなくなる前に、すべてのSNSから一時的にでも離れてみましょう。

  3. 夢中になれることを探す
  4. 時間があると無意識にSNSを開いてしまうのであれば、夢中になれる趣味などを探してみましょう。別のところに時間を使うことで、ネトストをやめられるかもしれません。

まとめ

SNSの発展によって色々な人と交流できるようになり楽しみが増えた反面、ネトスト被害に遭ってしまう可能性も増えてきました。

自分が被害者、もしくは加害者にならない為にも、ネトストされているときの対処法とネトストしないための方法を覚えておくと良いかもしれません。

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