秋といえば、サンマや紅葉、読書の秋など様々なものが思い浮かびますよね。
気象庁によると、秋は9月・10月・11月のことをいうのだそうです。まだ暑さが残る時期も、寒さが訪れる時期も秋というのですから、秋を短く感じてしまうのも無理はありませんよね。
今回は、そんな哀愁ただよう秋から連想される物や行事をご紹介します。
目次
秋はおいしいものがたくさんありますよね。思う向くまま秋の味覚を堪能したものです。
- 秋刀魚(さんま)
- 栗
- 松茸
- さつまいも
- 秋なす
- 銀杏(ぎんなん)
- かぼちゃ
秋を代表する食べ物といえば、秋刀魚がすぐに思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。漢字にも「秋」が入っていて、まさにという感じですね。
旬は9月~10月。この時期は脂が一番のっている時期といわれます。塩焼きに大根おろしで食べたいですね。
栗は秋に旬を迎えます。とげとげの殻の中に入っている、つやつやとした丸いフォルムはなんともかわいらしいですよね。
栗ご飯や栗きんとん、栗スーツなど食べ方が豊富で、秋の食卓を見事に彩ってくれることでしょう。栗拾いをするのも楽しみ方の一つです。
松茸は、松茸を食べれた秋は、さぞや満足度の高いものになるでしょうと言えるほど、秋の味覚として高い人気を誇る高級食材です。
香りが香ばしく、松茸ご飯で食べても、松茸焼きでも、秋を堪能できるでしょう。
さつまいもの旬は、10月~1月。年中見かける印象の強い食べ物ではありますが、やはり秋になると無性に食べたくなるという人も多いのではないでしょうか。
さつまいものおいしい食べ方といえば、やはり焼き芋でしょう。スイートポテトや大学芋にしても良いですね。
夏のイメージも強いなすは、秋もまだまだ旬です。秋なすは夏なすに比べて、水分量が多く、炒め物や天ぷら、浅漬けに適しています。栄養素も豊富なので、夏バテした体にもおススメです。
銀杏は、秋を彩るイチョウから取れる実です。落ちている銀杏を踏んで、苦い思いをした人もいるのではないでしょうか。
けれど、茶碗蒸しに入っている銀杏は良いアクセントになっていて、とてもおいしいですよね。ただし、たくさん食べると毒となってしまうので要注意です。
かぼちゃの旬は10月~12月。夏から獲れる野菜ではありますが、2~3ヶ月ほど寝かせておくことで甘みが増すため秋から盛んに食べられるようになります。10月にはハロウィンのお供として、なじっみ深い人もいるのではないでしょうか。
秋の果物はとびきり甘いものばかりです。夏を超えてきた果物の力は凄まじいですね。
- 柿
- 梨
- ぶどう
まさに秋色といわんばかりのオレンジ色をした柿は、木にぶら下がっていても、食べても秋を感じられますよね。旬は9月~12月。長めに楽しめる果物です。
梨の旬は8月~10月。水分が豊富で、触感も楽しい梨は、秋にぜひ食べておきたい果物の一つですよね。とても甘い果物ですが、どこか大人な雰囲気がして、秋の落ちついたイメージにぴったりの果物です。
ぶどうも秋の味覚として欠かせない果物の一つです。秋にはワインの製造が盛んになるということもあり、秋には欠かせないものとなっている人も多いのではないでしょうか。
秋は祝日がたくさんあります。イベントも盛り上がりで、休む暇はありません。
- 敬老の日(9月)
- 秋分の日(9月)
- スポーツの日(10月)
- 文化の日(11月)
- 勤労感謝の日(11月)
- 十五夜
- ハロウィン
- ボジョレーヌーボーの解禁
- 紅葉狩り
- 運動会・文化祭
- 七五三
9月の第3月曜日ある敬老の日は、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」ことを目的とした国民の祝日です。
おじいちゃんおばあちゃんに感謝や愛を述べる日として、祖父母の家に行くという人も多いのではないでしょうか。もとは55歳以上の人向けに作られた日のようですが、長寿に該当する年齢は正確には決まってはいません。
秋分の日は、昼の長さと夜の長さがほとんど一緒になる日のことをいいます。おはぎを食べたり、お墓参りに行ったり、昔の風習が色濃く反映された由緒ある祝日です。
スポーツの日は、10月の第2月曜日にある国民の祝日です。「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う。」という趣旨のもと制定された祝日で、外に出るのに適した時期にぴったりの祝日だといえますね。
文化の日は、11月3日にある「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とする国民の祝日です。日本国憲法が公布された日が由来の祝日ではありますが、本や伝統など文化を楽しむ日としていまは浸透しています。
勤労感謝の日は、11月23日にある「勤労をたつとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」ことを趣旨とした国民の祝日です。祝日が休みとなる社会人にとっては、自分と周囲の人を労り尽くすための欠かせない日ですね。
十五夜は、旧暦の8月15日に昇る「中秋の名月」を愛でるための行事のことです。お団子やすすきと一緒に、秋の夜長を楽しむのは、とても風情がありますよね。
ハロウィンは、10月31日にある先祖の霊が戻ってくるといわれる日のことをいいます。キリスト教における諸聖人を記念する祝日(11月1日)の前夜祭にあたります。日本では、仮装をしたりかぼちゃのランタンを作ったりして楽しむイベントとして親しまれていますよね。
ボジョレーヌーボーとは、ボジョレー地区で造られる新しいワインのことをいいます。11月の第3木曜日にある解禁日までは、フランスの新酒を販売することは禁止されていて、解禁日になるとファンが沸き立ちます。
紅葉を楽しむのにもってこいのイベントいえば紅葉狩りですよね。紅葉を見ながらお酒やおいしい物を楽しむのは、とても風流で粋な感じがします。大人の秋の楽しみ方です。
秋には、学校で運動会や文化祭をとり行うところも多いですよね。夏休みから準備をして、秋にお披露目という青春を思い出しますね。
七五三が一般的に行われるのは11月15日。この時期を外れても問題はありませんが、大体9月~12月の間でやるのが通例です。
秋の植物たちは、とても鮮やかで、でもどこか哀愁があって風情がありますよね。秋の花見も良いかもしれません。
- 紅葉(もみじ)
- コスモス
- 彼岸花(ひがんばな)
秋の代表ともいえる植物といえば、紅葉ですよね。至る所で、赤や黄色に色づき、沸き立つ人も多いのではないでしょうか。青空とのコントラストも綺麗で、秋に欠かせない風物詩となっています。
秋の花といえば、秋コスモス。コスモスは秋だけの花ではありませんが、秋になるとコスモスを取りあげる公園が多く、秋の見どころとして人気を誇っています。
9月にある秋分の日を彩る、妖しくも美しい彼岸花。彼岸花には毒が含まれていますが、真っ赤な花びらは人々を惹きつけて止みません。
秋の季語には、秋のもの悲しさを表すものがたくさんあります。その中でも今回は、素敵な情景が浮かぶ季語のごく一部を紹介します。
- 秋の宵(あきのよい)
- 千秋楽(せんしゅうらく)
- 夜長(よなが)
- 秋晴(あきばれ)
秋の宵は、秋の日が暮れて間もないころを表す季語です。寂しさを感じさせる時間帯を表せる言葉です。
千秋楽は、複数日ある公園の最終日を指す言葉です。季語として、秋を指すこともできます。とくに使える時期は決まていないので、秋であればいつでも使うことができます。
夜長は、秋の日の長い夜のことを指す季語です。夏を過ぎて夜が長くなったときの感情を表すのに適した言葉です。
秋晴は、秋の日の晴れ晴れとした天気のこと表す季語です。やや暑さの残るカラッとした晴れの日や秋の空気が澄んだ清々しい晴れの日を表わします。
秋といえば、「○○の秋」という言葉をよく耳にします。秋は実りの多い時期であり、とても過ごしやすい時期でもあることから、何かを楽しむのに良い時期として「○○の秋」と言われます。
○○にはどんな言葉を入れても良いのですが、ここでは一般的によく言われている「○○の秋」を紹介します。
- 食欲の秋
- 読書の秋
- スポーツの秋
- 芸術の秋
- 実りの秋
秋は、夏に比べてイベントが減る時期ではありますが、楽しめる要素はふんだんにあります。何をどう楽しむのか、自由な時期と思ってのびのびと過ごすのも良いかもしれません。
皆さんにとって秋は、どんな秋になるのでしょうか?とても楽しみですね。